インド外相が中国に友好的な態度、「日本や米国と組んで中国に対抗することはない」―中国メディア 毎日中国経済 2013年9月24日
2010年にアフガニスタンのカルザイ大統領が来日したとき、同志社大学での講演で「複雑な民族、部族構成のアフガニスタンにおいては、西欧近代の国家モデルとなった「国民国家」像を模倣することに、自分は異論がある」と述べられていた(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科HP)。
また、同志社大学の内藤正典教授は本年6月25日のIWJでのインタビューで、
「アメリカが介入して、アメリカ型のネーション・ステートを作るとか、民主主義を押し付けるったって、それは無理だよというのは、2010年にカルザイ大統領が同志社に来た時も、それを言ってましたから。
何が戦争の原因だって、いや、欧米諸国がネーション・ステートの枠組みを押し付けるからなんだって言ってるんで、つまり、それは論理が違う国の成り立ちをしてるわけですから、そこへ力づくで入ってきて、さあ、お前たち開放してやった。さあ、今日からもうブルカなんてかぶらなくていい。良かったねって。全然誰も感謝もしなかったということにいい加減気付くべきですね」
とも語っている。
その地域の成立ちや歴史を無視して異なる価値観を急激に注入すると、大きな摩擦を引き起こすのだろう。ベトナム戦争時の国防長官だったマクナマラ氏も、回顧録でベトナムの歴史、文化、政治などに関して深刻な無知であったと書いているという。無理に価値観を押し付ければ、それによる摩擦に支払うコスト(戦費など)は膨大なものになるということはアフガニスタンなどで十分に学んだはずだが、安倍総理はそれが分かっていないのではないか?世界を一つの価値観で統一できるとでもいうような、変な信仰に嵌ってでもいるかのように見える。
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