NHI総合の、リオデジャネイロ五輪開会式の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は23.6%だった(2016/8/8 スポニチ)。これより低い数値はモントリオール、バルセロナ、アテネと西側諸国のボイコットがあったモスクワ五輪ぐらいである。
視聴率の低下は米国も同じで、『米調査会社ニールセンによると、5日夜(米国時間)にあった開会式の視聴者数は2650万人と、4年前のロンドン五輪の水準(4070万人)を35%も下回った。(中略) 同社(コムキャスト 筆者注)は今回、地上波局NBCだけでなく、他の傘下8局やインターネット上でのストリーミング(逐次再生)配信も使っている。NBCだけを計測した方法は正確ではないとして、五輪を放映しているすべての局とネット配信を加えた「総合視聴者数」を独自集計した。それでも競技初日からの5日間ではロンドン五輪の水準を超えた日が1日もなかった。』(五輪放送権、変わる稼ぎ方(ウォール街ラウンドアップ)2016/8/17 日本経済新聞 夕刊)と報じられている。
五輪はもはや人々を引き付ける映像コンテンツではなくなっているのではないだろうか?巨額投資を行っても、東京五輪の経済効果は限られたものになるのではないだろうかと思う。
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