投資家の目線

投資家の目線293(ナップスターとまねきTV)

 まねきTVのテレビ番組転送サービスに最高裁で違法判断がなされた(その後、日本デジタル家電の録画サービスにも違法判決が出た)。国内はともかく、海外に留学したり、転勤、駐在したりしている人々は日本にいる者とほぼ同時にはテレビ番組が見られないことになるだろう。Twitterで即時に情報があがる時代に他者と同時に見られないのはつらい。テレビの視聴習慣がなくなってしまうかもしれない。これで彼らが海外から戻ってきたときに彼らが日本のテレビ番組を見ることになるのだろうか?今回の判決はテレビ離れを加速させるだけかもしれない。勝訴した放送局側は、圧涛Iに強かったテレビのリーチ力を自ら削るようなものだ。

 最近話題の映画「ソーシャル・ネットワーク」にはナップスターの創業者が出てくるそうだ。そのサービスは音楽業界に潰されたが、その後、音楽のネット配信サービスは開花した。リーチ力の弱ってきたテレビに頼るより、コンテンツ業者はネット配信に軸足を移したほうが良いのではないか?
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・記者クラブ側は、記者会見の模様をUstream中継されるのがよほど都合が悪いと見える。中継をやめさせようとする、記者クラブVSフリージャーナリストの模様は「田中龍作ジャーナル」が詳しい。
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