インドが中国企業向けに特化したビジネスパーク(専用工業団地)を作るという(13/10/14日本経済新聞朝刊)。インドとしては低迷する経済のテコ入れをしたいようだ。インド外相は日米と組んで中国と対抗することはないと発言している(13/9/24毎日中国経済「インド外相が中国に友好的な態度、「日本や米国と組んで中国に対抗することはない」―中国メディア」)。これは、防衛省防衛研究所の「東アジア戦略概観2013」に出てくる、インドの有識者の政策提言書「非同盟2.0」とも整合的である。東シナ海や南シナ海で中国に小競り合いを仕鰍ッる国があれば、それだけ西側は安全になり、インドは何もしなくてもその果実を手に入れることができる。にもかかわらず「同盟」などというコストのかかる手段に乗るのは愚策だ。安倍首相の提言する「セキュリティー・ダイヤモンド構想」は実現不可能であろう。