投資家の目線

投資家の目線203(日本の金融再編)

 4月28日、関東つくば銀行と茨城銀行の合併が発表された。数年前、一度破談した組み合わせだが、再度統合することになった。また、25日には新生銀行とあおぞら銀行の統合交渉も報道されている。2000年頃に日本で金融再編が進んだが、今回の不況でも金融機関の体力が落ち、再編せざるを得ないのだろう。
 5月1日には三井住友FGが日興の買収を発表した。5月1日のロイターによれば、三井住友銀行の頭取が「了解を得られたら大和SMBCに日興のホールセールを統合していくのが有力な選択肢と思っている」と述べたという。大和が三井住友グループから離れるとは考えづらいが、大和も何らかの対応が必要だろう。日興を取得できなかったみずほFGも内部の証券会社をさらに整理したほうがよいように思う。
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・住生活グループが第三者割当増資や一部株主からの譲受により、サンウェーブ株式の29.98%を取得する。TOBをせずに約3割の株式を取得する新しい方法のように見える。
・最近、「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(サンクチュアリ出版、中村克著)という本の問題が報道されている。マスコミ報道だけでなく、著者のブログも見比べたほうがよい。2チャンネルから生まれたとされる「電車男」の時に比べて騒ぎすぎのように見えるが。出版元の大きさによるのだろうか?
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