小犬のワルツ

2009年05月07日 13時02分02秒 | Weblog
今朝,庭へ出てスニーカーを洗っていると,
犬小屋の方からドタバタと音がしてきた。
「なんじゃ!?」
と思い,見てみると,愛犬「みど」が
自分の尻尾を口にくわえて,
グルグル廻っていた。

私は,一瞬ショパンの「小犬のワルツ」を思い出した。
小犬が自分の尻尾を口にくわえてくるくると廻っている可愛らしい様子を
曲に表したもの,と言われている。
一説には,その小犬は恋人ジョルジュ・サンドの飼っていたもので,
その曲は彼女にねだられたことにより作られた,とあったり,
また一説には,この曲が作られた頃は,ジョルジュ・サンドとの
仲は険悪な状態にあった,とも言われていたり。

また一説には中間部の装飾音は犬の首輪についた鈴の音を表しているとも
言われている。
いずれにせよ,聴いてもわかるように,とても愛らしい曲である。

てなことを,つらつらと考えながらもう一度「みど」の方へ
目をやると,まだぐるぐる廻っていた。
そこには,ショパンが思い描くのとは決して似ても似つかないであろう姿が。

小犬どころか,体が無駄にでっかくなって,裂けたような口のコワモテ犬が
自分の尻尾と格闘しながら腹を立てフンガフンガと言い
ドタバタぐるぐると廻る,なんともトホホな図なのでした(涙)。
コメント
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