痛いッ

2009年08月23日 10時04分46秒 | Weblog
最近よく足がつります。

この状態,いろいろ表現がありますね。
「こむらがえり」とか。
私の実家では「からすがい」と言う。
広範囲の読者のみなさんに共通するよう(って,殆ど身内ばっかりだけど)
ここでは,「足がつる」と表現します。

しかし,まぁ,足がつった時の痛みったらない。
「このままここで死ぬんかな。」
とすら思う時もある。
いや,マジで。

昨年くらいから,よく夜中に足がつるようになってきた。
運動不足かな,とも思うが,近頃はよくウォーキングしてるのに,
頻繁になるので調べてみたところ,ミネラル不足というのも原因らしい。
夏は多量の汗をかくが,その時に,水分は補給するものの,出て行った
ミネラルまでは補給しきれてないからだそうだ。

あと,生まれ持った体質もあるらしい。
うちの母がよく足をつらせるので,遺伝かも。
彼女は漢方薬を飲んで防いでいるらしいが。

たまーに昼間につる時もあり,これも辛いものである。
そんな一件が以前にあり,参った。
講師さんへ研修をするお仕事が時々入るのだが,
昨年は,3歳のコースのテキストが改訂になり,
その後半のテキストの伝達などの研修が夏にあった。

3歳のコースなので,体もふんだんに動かすし,
激しいステップもたくさんある。
研修に向けて,毎日練習していた私の足は,たぶん悲鳴をあげていたのだろう。
なんと,研修の真っ最中に足がつってしまったのだ!!

「う”ッ」

という声が低く私の口からもれた。
でも悟られないようにせねば。
こんな大勢の前で醜態をさらすわけにはいかない。
しかしまぁ,火事場の馬鹿力,とでもいうのでしょうか,
人間,根性で乗り切れるものですね。
脂汗を出しつつも,なんとかその場を終えた。

しかし,やはり,足は正直だった。
次の日も,その次の日も,ふくらはぎの違和感が消えない。
1週間後,同じプログラムの研修を高松でもせねばならないのに,
このままではまた惨劇(大げさ)が起きてしまう。

私は鍼灸・マッサージの医院へかけこんだ。
初めて行くところだが,評判がよかったからだ。
そして,先生は,マッサージを毎日して,足を酷使しないのが
一番だけれど,お仕事でやむを得ないのなら,テーピングを
してあげましょう,と言って,ふくらはぎにギッチリとテーピングを
施してくださったのだ。

運動部に所属してなかった私は,テーピング初体験。
最初は半信半疑だったものの,いやー,これがアナタ,
凄いもんですねぇ。
嘘のように歩きやすいではないか!
この技術ってすごいですね。
おかげで,高松での研修も無事に乗り切れて,
事なきを得たのであった。

さて,一方,夜中に足がつった時もビックリする。
そんな時は,横のダンナを起こして助けを請う。
足の裏を持ってギューッ押さえないと(どんなんかわかります?)
治らないからだ。

つい先日も夜中に足のつりに見舞われた。
「あ”------ッ
アタタタタタターーーーーッ」
と,「北斗の拳」ばりに叫び声をあげる私。
そして,横にいるダンナをバシバシと叩きまくり,起こす。

ダンナはド近眼&ド乱視のため,眼鏡をかけてないと,殆ど何も見えてない。
しかも,夜中で暗がりで,熟睡中を叩き起こされた,とあっては,
何が起こったのかさえもわかっていないようだ。
よく藤子不二雄のマンガのド近眼キャラの人が眼鏡を取ったときみたいな
「33」
  ↑こういう目をして(わかる人にしかわからんだろうなー。),
「ナ・・・ナニ・・・」とよろけて起きてきた。

私は,しゃべるのもままならず,
「足ッ,足ッ,つったッ,つったッ」
片言の日本語を話す外国人の如く,叫ぶのが精いっぱいであった。

彼はヨロヨロのまま,目を「33」こういう状態にしつつ,
怒り狂い,悶絶する妻の足をギューッと押すのであった。
そして,なんとか「発作」の波はおさまり,
また眠った。

朝になり,「ゆうべは叩き起こしてごめんねー。」
と,ダンナに謝ると,あれだけの大騒ぎがあったにも関わらず,
彼は「えッ,何かあったっけ。」
と言うではないか。
事の顛末を話すと,彼はこう言った。
「あー・・・言われてみれば・・・
なんとなーく・・・そんな気もするようなしないような・・・」
・・・いったいどっちなんだよッ

そうなのである。彼は寝起きが悪く,起きた直後のことは
いつもあまり覚えていないのである。
いくらそうだとは言え,あれだけバシバシと叩いて起こし,
ワーワー騒いだのに,覚えてないって凄い。

私の足のつりよりも,むしろ心配なのはダンナの脳の中かもしれない。
コメント (4)
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