気温13℃
気温は低いけれど風もなく日差しは暖かい。
親方が、掻い巻き布団と綿入れ袢纏を出してくれと言うので押し入れから出してお日様に当てました。
昭和一桁生まれの親方は和服が好きです。
長くなりますので私共の馴れ初めは省きますが、初めて彼のお家を訪ねた時のお話です。
彼の家は池袋に在りましたので、池袋駅の南口で待ち合わせをいたしました。
晩秋だったと思うのですが、彼はアンサンブルの絣の着物姿で現れました。
昭和39年、女性の着物姿はそれほど珍しくない時代でした。
私の祖母も普段から着物を着ていました。
しかし、私には若い男性の着物姿は珍しく思えたのです。
ちなみに親方は子供時代も着物をよく着ていたそうです。
義母が息子のために縫った着物が数着あり、親方は、自分がお棺に入る時は紬の着物を着せてくれと申しています。
そんな和好みの親方ですので、綿入れ袢纏と掻い巻き布団を愛用しているのです。
羽毛布団の下に掻い巻き布団を掛けて寝ます
襟元が暖かいそうです
今日のおやつはクリスマス用のシュトーレン