庭の片隅の小さな菜園のほうれん草を間引いた後、少しばかり草取りをいたしました。
柔らかい萌黄色のハコベ(繁縷)は今のうちなら抜きやすい。
そのうち、大地にしっかりと根を張って蔓延ります。
ハコベの白い花は良く見ると可愛らしいですね。
ハコベ(繁縷)を抜きながら、島崎藤村の千曲川旅情の歌が浮かんでまいりました。
小諸なる 古城のほとり 雲白く遊子悲しむ
緑なす 繁縷は萌えず 若草も しくによしなし
しろがねの 衾の岡辺 日に溶けて 淡雪ながる
あたたかき 光はあれど 野にみつる 香も知らず
浅くのみ 春は霞みて
暗記させられて、覚えているものですね。
でも、全部は憶えておりません
いつの間にか、こぼれ種で増えたクリスマスローズに花が咲いていました。
水仙の蕾も膨らんで春の訪れを待ちわびています。
陽だまりの日差しは柔らかくても風は冷たく、春、まだ遠しです。
こちらのクリスマスローズの蕾はまだまだ固い
水仙
間引いたほうれん草
サラダ菜
リンゴサラダにいたします