40年前の私です
スイスだったかフランスだったか忘れましたが
とある田舎町で
旅の途中 川のほとりにあるベンチに座り うとうとと寝てしまった事があります
もう何ヶ月も 風の吹くまま 気の向くままの旅を続けていたので
ちょっと疲れが出ていたのかもしれません
小さなバック1つと お腹にパスポートとトラベラーズチェックをしのばせていました
無防備で危険な行為でしたが
寝てしまったのです
唇の周りを「ぽっぽっぽっ」と誰かにキスをされ目が覚めました
少女と言うには顔が老けていたように思います
華奢で小柄な女性が立っていました
少年みたいにショートヘアの女性でした
「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたのです
今気が付きましたが
ドイツ語だったからどこかスイスの田舎町だったのかもしれません
驚いて固まったままの私
それは恐怖からではなく
何とも言えない 恍惚感に包まれていました
少女かな その女性は すぐどこかに消えてしまいましたが
彼女に命を助けられたのだと思いました
それからは
不思議と彼女の事を思い出すこともありませんでした
それが 昨日今日かな 夢に出てきてくれたのです
壁時計は引っ越し荷物の中に スマホはどこだ
時間がわかりません
また同じように 「ぽっぽっぽっ」と3回のキスをしてくれました
驚いてぶったまげて
そんなことをするのは父ちゃんかと目が覚めてしまいました
父ちゃんのわけはありません
あの時の 女性でした
私はまた彼女に命を助けられた そんな気がします
涙が止まりませんでした こんな夢を見るに至った布石ありです
こんな事をブログに書くと 信じてもらえないような気がし躊躇しましたが
夢であり 現実であり
生かされていることに 真摯な気持ちになり 記させて頂きました
年を重ねての引っ越しは
まして1ヶ月の内にやり遂げてしまうのは
想像以上の負荷がありました
私にとってはゴミとしか思えない荷物の⛰に愕然とし
父ちゃんとの確執 お金の算段もありました
正直 1人で生きて行きたいと思い悩む日々
色々あったと言う事です…
今日がここでの最後の日になります
20代の時は 株でかなりの利益を得
だから1年半もの間旅をしながら 遊びほうける事ができました
3日分の着替え パスポートとトラベラーズチェックだけを持って
怖いとの感覚は皆無でした
それも飛行機代をケチり 南周りでヨーロッパに
台湾で飛行機を乗換 ジャンボでヨーロッパに向かったけれど
その飛行機が でかすぎてちょっと怖かった(爆)
私の両隣が 台湾の中国人男性
青年とおじさんだったけれど 何故か気が合い 喋りっぱなし
そんな事からスタートした旅でした
辞書もガイドブックも持たずの旅だったけれど
地球に対しても 人間に対しても 堂々としていました
若いからこそできましたね
てな事で
また私にとっては新たな「人生旅」の始まりです
年を取ってしまったので「この旅」は ちょっとしんどいけれどね
ピンチを救っていただいたということでしょうか。
しかし20代で1人で気の向くまま世界を旅したふきさんの行動力に驚きます。
言葉も通じない場所で・・・たくましいですよね。