ふきの指定席

終生 のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

波紋

2025-02-08 04:46:32 | のほほんの記
故郷の能登地方は大変な大雪らしい
今は誰も住んでいない実家のことが気になるが
もうどうすることもできない
何か問題が生じても
人手もなく 皆さん自分たちの事で手一杯で
助けをお願いすることは無理である

私が子供の頃 一晩で屋根まで雪が積もったことがある
後にも先にもあんな経験は初めてであるが
みんなポジティブで明るかった
麻雀に興じていた父たちとお仲間は
家から出る事ができず
諦めて
2晩続けて 麻雀をしていたし

当時高校生だった次兄は 
屋根からの滑り台を作ってくれ
皆その滑り台から脱出
滑り台の下にはかまくらができていた

その時の事は鮮明に記憶していて
みんなの諦めの笑顔が懐かしい
実際は大変な事が起きていたと思うが
子供心になんの不安も感じなかった
これは
人々が生きる処世術に思える
この経験は
私の後の人生に大きな影響を与えてくれた
ポジティブな精神と優しさと知恵が
波紋のように広がっていけば
まだ人間界は未来があるような気がする
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