■ニガウリ
先週末、友人が泊まったおりに、かみさんが朝食におにぎりとニガウリの味噌汁をつくってくれました。ちょっと苦い大人の味でした。
我が家では毎年ニガウリを育てています。(沖縄辺りの野菜が本州でも充分育つなんて、地球の温暖化に関係しているのでしょうか。)
庭が狭いので、風通しや日当たりなど考え、簡単な棚を作って育てます。繊細な葉っぱが綺麗で、仕立て方次第で良い日除けになります。
◆我が家の栽培方法
3月初め頃に、栽培場所に有機質の基肥(堆肥や油粕、米ぬかなど)を混ぜて用意しておきます。
4月に入って、暖かくなってからポットに種蒔きします。(いくつかのポットに2、3個づつ)
発芽したら1本だけ残して育てます。1本でも実ができますが、今年は4本育てています。
種が硬いので2晩くらい水に浸けると発芽しやすいようです。気温が高いとすぐに芽が出ます。
20センチくらいになってポットの底から根が出るようになると、土にうつしてやります。
どんどん大きくなると支柱が必要です。
梅雨の終わり頃、雄花や雌花が咲きます。赤ちゃんニガウリが付いた雌花はとても愛嬌があります。
夏の終わりまで害虫の被害はほとんどありません。無農薬で充分に収穫できます。
我が家では毎年、イヤというほど採れます。だから採り残した実で種採りも出来ます。
栽培期間が長いので追肥が必要になります。我が家は液肥を薄めて水やり代わりに撒きます。牛乳パックを濯いだ水や米のとぎ汁を撒くこともあります。
乾燥防止と水やりで根元が洗われるのを守るために、株元に古いスダレを乗せています。
苦い味が苦手なひとは、中の白いワタの部分を薄く調理するといいです。