アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

自費出版

2016-09-14 06:05:03 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 私もかつては小説を自費出版したことがあるのだけれど、そもそも自費出版って、詩集とか山などの自然風景の写真集などを、要するに売れないものを、大手出版社から出す形を取って行われるものを指していたらしい。

 つまりは表向きは大手出版社から出す形を取るものの、その本の企画持込みは著者自身なので、それなりの自己負担、例えば全て自分で買い取るなど、をするという。

 へえーっ、知りませんでした、私は。そうなんだ。まあしかし自費出版自体が悪いわけではない。質を問う向きは当然あるが、現在書店で売られている本の質も決して高いものばかりではない。それなりの自己負担をして自費出版したいという作者の熱意を買いたい。

 個人的には自費出版に対する批判はもう結構。ある芸術家曰く「世の中は言葉の人と行動の人に別れる。私は常に後者でありたい」。言い方は柔らかいが、その真意はかなり辛辣である。

 そう、常に前向きで行動する人が、たとえ失敗しても、偉いのである。足の引っ張り合いしかしない社会というのはいかがなものか。


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