入院中に出来なかった案件も徐々に
やっています。車はそれ程乗りませ
んがないと困る面もあります。1年
ぶりのディーラーで担当者が私を出
迎え顔を見るなり、痩せましたねと
言いました。マスクと野球帽を被っ
ていても、体型でやつれているのが
分かるのでしょうか。少しショック
でした。病気で痩せたとは言えない
のでダイエットのやり過ですと誤魔
化しました。用意されていた代車が
大きなSUVで、私が借りている集合
住宅の立体駐車場は高さ1550mm以内
幅1850mmに収まらない車は車庫証明
が取れない規格です。そのSUVは優に
そのサイズを越え一時的にしろ駐車は
無理です。一度、自宅立駐で誰かSUV
を止めていて立駐が動き出してルーフ
を傷つけた事がありました。動き出す
前は高さに余裕があるように見えます
がその先に駐車場番号に割り当てられ
た規格通りの制限があります。代車の
クラスの更に二つ下に立駐サイズぎり
ぎりの小型SUVがあり、それを持って
きてもらいました。店では初めて乗る
車種でしたが私が過去に所有したこと
のあるトヨタアルデオと高さは殆ど同
じように感じました。運転席の着座位
置が今のセダンより高いので乗り降り
は年寄りには楽でした。最近では新車
発売がSUVばかりのディーラーなので
セダンにしか乗らない私には興味が
ありません。代車を受け取って自宅ま
で走らせましたが、小さなエンジンで
もターボが効いてパワフルで、セダン
から乗り換えても違和感のない乗り味
でした。これなら立駐にストレスなく
入庫出来ると思いました。自宅に戻る
と立駐で後退位置に代車を停車させて
駐車場操作パネルの前で借りてる駐車
場番号を入力するとパレットが呼ばれ
て動いて出てきます。続いて扉を開け
る操作をして、車に戻ってパレット内
に車をバック入庫させます。この代車
はバックギアが入ると後方映像が前方
モニターにも映しだされますが、私は
サイドミラーに映る後方タイヤの位置
とパレットとの隙間を目安にしていつ
も入庫します。なるべく真っ直ぐ後退
しないとパレットとホイールがぶつか
り擦れてキズつくからです。ちょうど
先ほど私が立って操作をしてた操作板
パネルを過ぎた時に、バッキと異音と
衝撃がして驚くと右のサイドミラーが
前方にめくれていました。開いた状態
の操作板カバーにぶつかったのでした。
セダンだったら車高が低いので、開い
ままのカバーが干渉する事は今まで
ありませんでした。アルデオですら
そうでしたが曲がりなりにもSUVと
呼ばれる車は絶対的な最低地上高が
あるという事を忘れていました。
SUVで立駐をバックで入庫する時は
必ずサイドミラーを畳むか、操作板
パネルのカバー閉める動作をしない
と難しい事が分かりました。立駐が
混む時は、慌てしまいついつい手順
を私は端折ってしまいまがちですが
幸い逆さに折れたサイドミラーは手
で戻してやると通常通りリモコンで
動いて何も問題ありません。金属製
ではないので傷もなく、ホットして
車を降りました。再び操作板パネル
に戻り扉を閉める操作して、最後に
ちゃんとパネル操作板のカバーを閉
めようとすると抵抗感があってなか
なかロック位置に戻りません。痩せ
た体で腕力も落ちていますが、さす
がにそれのせいではなく、さっきの
激突事件でパネル操作板とカバーを
繋ぐ蝶番で変形が起きたせいでした。
今年は管理組合の理事長をやってい
ますが、病気のせいで大規模修繕な
どの事柄はもうどうでもいい気持ち
です。立駐も老朽化して最近は故障
が頻発しています。しかも耐用年数
が過ぎて、立駐のメーカーすら撤退
してしまい、メンテナンスに時間と
費用がかかる状況です。カバーの開
け閉めは日常操作ですが、閉め忘れ
はよくあります。元気な男の腕力な
らこの状態で閉められない事はない
ですが女性の力では辛いかもしれま
せん。でも入出庫操作自体に影響は
ないし、蝶番の変形もそのうち戻る
かもしれないので理事長独断で修理
依頼はせず、このまま様子見しよう
と決めました。気になる人が何か言
ってきたら、その時には私が責任を
負えばいい問題です。立体駐車場の
収入は貴重な管理組合の財源ですが
立体駐車場を更新するとなると莫大
な費用がかさみ、修繕積立金の予算
を超過してしまいます。しかも見積
金額も10年前のものなので今の物価
上昇では億に届くかもしれないです。
そんな事も病気のせいで、どうでも
いいと言う感じです。私は老兵なの
で先の事は終活問題程度で集合住宅
の管理維持は先の長い元気な人達で
決めてけばいい話です。私はただ消
え去るのみです。