Portbouで泊まったHotel La Masiaでは素泊まりとしてたため
早起きして近くのPanadero(フランス語で言うところのPatisserie)へ
ヨーロッパでは、早朝から焼きたてパンが売られているため
パン屋で好きなパンを買って食べるのが一番
この日は、Cafe con leche(フランス語でカフェオレ)に
ハモン(ハム)入りのドックとパンデショコラとクロワッサン
パン屋の横のレンガ塀に座りながら
息子に
とりあえずHotel La Masiaは様子見で1泊しか予約しなかったので
このまま暫くPortbouかスペインでのんびり過ごすか
(個人的にはほとんど観光客のいない田舎加減とこじんまりしたBARが気に入ってたのですが)
ヨーロッパ周遊したいか、どちらがいいかと尋ねると
初めてのヨーロッパだし、いろんな国を訪れてみたいとのこと
それじゃあ、まずPortbouを探検してみようと
市街地を歩いてみました
(↓ 海水浴のビーチが売りなので犬の散歩禁止でした)
さすがはピレネー山脈の東の端
海洋生物や地質学的にも貴重な場所なのか
詳細に説明されてましたが スペイン語のみなので勝手に解釈
このPortbouという土地
どこに行こうかとGoogle Mapsの航空写真を眺めていたところ
スペインの地中海側の北端の小さな港町で
調べてみるとParisから夜行寝台列車の終点で直行できること
前の投稿でも書いたフリーゲージの国際特急列車
スペイン通の逢坂剛氏の小説に書かれていた
フランス・スペイン国境のもろもろの歴史(ナチスやフランコ総統)など
興味をひかれ決めたのですが・・・
なんといってもWalter Benjaminが観光のシンボル的存在で
(詳細はこちらをご覧ください。)
https://walterbenjaminportbou.org/en/portbou-and-walter-benjamin/
フランス側国境が見渡せるMemorial Monumentを尋ねてみました
その後、地中海で泳いでみたいという息子がビーチでひと泳ぎしてから
昨夜同様、Beach Sideのカフェレストランでランチ
とりあえず、いつものセルベッサ(ビール)と
息子は流行りなのかほとんどの若者が頼んでいたワインクーラーを頼み
(アルコールを注文するとセットでポテトチップがついてくるんですヨ)
オツマミにまたまたいつものカラマレス(イカのフライ)と なんだったっけ?(笑)
メインは、イカ墨のパエリア
デザートは、プリンアラモード
(このRetaurant L'Ancoraで食事しました ご参考まで)
こちらは街中の公設市場 Mercat municipal de Partbou
ペットボトルの水を買ってから
その後ホテルで荷物をPick upして駅に向かいました
ここの駅員さん
スペイン人らしい気さくで優しいオッチャンで
どこに行きたいのと尋ねながら時刻表を渡してくれてキップの買い方も教えてくれました
これはSpain国鉄renfeの特急(ジローナからバルセロナ方面)
こちらは、RenfeのRegional (普通)
峠越えでも8キロ程度 電車ではトンネルを抜けたらフランスCerber
こちらはPortbou トンネルに入る前
トンネルを抜けたところは
既にフランス Cerber
実は、Cerberのプラットフォームに降りたところ
改札口前に数人の私服警察らしき人達からパスポートの掲示と
Cerberでの目的を聞かれてちょっとビックリ
EUとなってからは、フランス・スペイン国境はほとんどフリーパスで通過できていましたが
やっぱり治安上 それなりに注意してるんだなぁと実感しました。
それで当然というか、個人的には大賛成なんですけどね
前日フランス国鉄が準備してくれたTAXIに乗り換えた駅前を出て
この奇妙な建物に直行
実は、前日TAXIからこの建物を眺め
屋上のHOTELの表示を見て絶対に泊まろうを決めていたんです
ところがベルを鳴らしてもダレも出てこず
困ったなぁと思いながらも諦めきれずしばらく待っていたところ
ホテルの前に停まった車から
気のよさそうなフランス人のオッチャンが降りてきて
たどたどしい英語で『どうしたの?』と尋ねられ
「実は今晩泊まりたいんですけど」と言うと
鍵を開けてくれて中に招き入れ
飛込みでも無事チェックインさせてもらえちゃいました
https://hotel-belvedere-cerbere.fr/
なんせ洋の東西を問わずレトロ好きな変なおじさん(自分のことです)
嬉しくて飛び上がりたい気持ちを抑えるのに苦労しました
まあ、とりあえず内部をご覧ください。
↓ これは私と息子の泊まった部屋
HOTEL&APARTMENTとしてWEBでも紹介しているものの
ほとんど宿泊客は訪れないようで
歴史的建造物の見学ツアーが主な収入みたい
この日もたぶん宿泊したのは我々二人だけだったようで
レストランも営業していませんでした。。。
宿泊者は無料とのことでその館内ツアーに参加させてもらい
いろいろと説明してくれるのですが
基本的にフランス語のみ
ツアーに参加していたフランス人の人が下手な英語だけどと片言で説明してくれました
ありたいですよね~
歴史を物語る 数々の資料が展示され
往時は超モダンだったモザイクのタイルなど
館内にはこんな劇場まであるんですよ~
こちらは駅側のバルコニー
湾とスペイン国境の峠も一望できました
最上階は天窓からのあかりが入る素敵なパティオ風になってて目がハート
こちらはツアーの時に見せてくれたアパートメントの部屋
こんな場所でのんびり海を眺めながらもバカンスもいいな~
との第一印象でした。
その後、水着に着替えて街中へ散策に出発
国境をはさんでほとんど同じようなビーチと岬のある場所なのに
それぞれのお国柄がしっかり現れてて面白かったですよ~
ここでは私も少し海水につかり海水浴を楽しんでから
市街地へ
不動産屋をみつけて いつもの家賃から物価を想像
地中海のリゾートだから お値段もそこそこ
たいしたヴィラでもないのに5~8千万円前後
ここではフランスの玉投げ遊び、”ペタンク”を楽しんでました
そのうえにレストランらしき建物があったので
坂を上って訪れてみたのですが 残念ながら人気なし
残念だなぁと肩を落としながらビーチ沿いに戻り
喉が渇いていたので とりあえずビール
それから近くのレストランに入ったのですが・・・
メニューはフランス語のみ
そのうえ店主らしきオジサンに英語で話しかけても
無視してフランス語でまくしたてられ
仕方なく適当に 白ワインと魚料理を注文してみたのですが
はっきり言ってハズレでした~
PortbouがとてもよかったのでCerberも期待していたのですが
Hotel le Belvedere du Rayon以外はちょっとガッカリ
長居は無用だなと翌日はまた移動することに決め
Hotelに戻って早寝することにしちゃいました。
【その③Cerberからに続く】