書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

四愁詩    張衡

2012-01-23 09:29:10 | Weblog
我所思今在雁門
欲往従之雪紛紛
側身北望沸需巾
美人膾我錦繍段
何以報之青玉案
路遠莫致侍増歎
何為懐憂心煩椀

我が思う所は雁門に在り
往きて之れに従わんと欲すれば 雪紛紛たり
身を側てて北望すれば 沸巾を需す
美人 我れに錦繍段を贈る
何を以てか之れに報いん 青玉案
路遠くして致す莫く侍りて歎きを増す
何為れぞ憂を懐いて 心 煩椀する

杜牧詩選 (岩波文庫)
松浦 友久,植木 久行
岩波書店


漢詩をよむ 杜牧一〇〇選―「風流才子」杜牧の詩と人生 (NHKライブラリー)
石川 忠久
日本放送出版協会