ヤツの戯言

ほぼほぼバスフィッシングについてです。

釣りは、運、勘、根(気)と言われておりますから

2017-09-06 23:16:22 | 伊庭内湖
先週は30cm以上を釣るのもままならないほど厳しい伊庭内湖だったが、大会当日の日曜日は40ちょいのサイズが6~7本揚がる好釣果。
優勝した「ななえす」チームのanDOさん曰く「数日前から自分の釣りに伊庭内湖が合ってきてた。岸が少し濁って風が吹いて巻きの展開になった。」とのこと。
また、ビッグフィッシュ賞となったケイジ曰く「普段は打たないところへたまたま入れた。運が良かった。」とのこと。
とは言っても、その時その場でその釣り方を選ぶのはその人なので、何もかもを「運」では片付けられないわけで、「勘」が働いた人や「勘」だけでは確率が悪いからとデータを当てはめれた人が「運」を引っ張る。
それらを根気よく繰り返して、「勘」が働きやすく、データの精度を上げたりする。
釣りは「運」「勘」「根(気)」。
順番もこの順だな、どうも。


朝から琵琶湖付近は風が出てました。
バタバタバタバタ

コンビニの登りも時々はためいてる。
1日菱藻フリップと決めてきた。
あれこれやって時間を無駄にするのは嫌だと思い竿は4本。
フリップ用に2本。
ひょっとして風が強くて船を止めるのも一苦労となると釣りにならないので、スピナーベイト用に一本。
逆にハマりにハマって余裕があったら軽いのを試してみようとライトTX、バックスライド系用に一本。
普段の半分の本数。
とにかく今日はフリップで勝負。
到着してまずは水位確認。
先週より若干下がったか?

それよりも
先週の浮遊物はどこへ?

水温は22度台
これプラス風。
菱藻で出るかなぁ?(-_-;)
スタートして向かったのは、この時期、伊庭内湖で菱藻フリップするならここと言われる真珠棚跡。
ちゃんと釣りをするのは実は初めて。
だが、今年は菱藻フリップしに来たいと思っていたので2度ほど見には来ていたとこ。
前回の伊庭内湖戦でも見には来たけども、中途半端に広がり始めた菱藻がエレキに絡んで邪魔臭いだけだった。
あれからどうなったかな?










ここはフロリダ?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

フリップワンダーランドが広がってますけど(^^;;
ただ水深は50cmほど。
ボトムにはビッシリのカナダ藻。
多分カナダ藻の厚みが20cmほどで実質の水深は70cmくらいと思われる。
そして、そんなカナダ藻ビッシリが分かるくらい水はクリアー。
相変わらず風は北から吹いていて
少しよそ見をすると船の向きが変わってアイソレートな菱藻がエレキに絡んで面倒なことになる。
エレキのパワーを調整して操船しやすくしたところで釣り開始。
まずは5/8ozTXから。
手前の薄めのところは入っていくけど、少し奥の厚みのあるところは入らない。
だから琵琶湖なんかでも1.5ozとか使うんだよな。
でも、なるべく軽いシンカーでいきたいので1ozを試す。
普通にフリップで届くところは大体入る。
そうやって入るところを確認するように打っていき、棚の柵だったであろう杭へタイトに入れて着底。
と思いきや更に落ちる。
スルスルスルスル~と引き込まれ、サミングしているラインが出ていく。
船が下がってる?と思ったがそんな様子はない。
サミングの指を少し強めて竿先で聞くと魚が食っている感触が!
800XHの長さとトルクを活かしてフッキング。
フッキングが遅れたので出てこないかと思ったが、首を振っている感覚が竿のベリーの辺りで感じ取れる。
少しずつ竿にトルクを掛けていくと、杭を躱して出てきた。
まあまあエエ奴。
アワセが遅れたから飲まれてるっぽい。
抜き上げるのはやめてネットで掬う。
ヨッシ(good)の43,4cm。
ただゲロ痩せ(; ̄ェ ̄)
1kgあるかなぁ?
開始30分でテンション上がるヤツ。
ライブウェルに水を張って、張ったらポンプはボートに上げる。
ポンプが菱藻に絡んでボートが進まなくなるってことを先週何度か経験したので、今回はブクブクを用意した。
水がちょークリアだから、内側が黒い(グレー)のライブウェルでも魚がよく見える。
今日は水を入れ替えん方がエエかも。
釣れたところは
こんな感じの菱藻+杭

以前見にきた時に思ったのが、この棚跡って水深変化がまるで無いから、狙い目は菱藻の生え方かこの残ってる杭くらいしか無いよなって事。
折角いいヤツが入ったのでなんとか揃えたいところ。
だけど、小さいので揃えても意味が無い。
このサイズで3本揃えたらジャンプアップで年間が見えてくるかもしれないし。
やり通して1日3~4バイトかもしれないと覚悟して来たので、このまま菱藻フリップ続行。
水を張って魚を確認してなんてことをしていたら座礁しそうな浅い所へ流されてしまった。
エレキに絡んだ菱藻を引きちぎって、なんとか脱出して元のところまで離れ菱藻を縫うように進んで戻って来た。
さっき同様、杭の際やホテイアオイが絡むところ、少し見える浮き芝、菱藻の濃いところ薄いところと打ちながら杭と並行に進んでいくと徐々に水が濁ってきた。
水深が少し深くなったから?
ボトムのカナダ藻が無くなったから?
理由は分からないけど濁っている。
棚跡の北側の端まで来たので
一旦元の位置(南の端)に戻って流し直す。
魚が居着いているのか回っているのか分からないが、朝なので捕食のタイミングと考える。
8:30までココでやろう。
1ozのTXと先週と同じ1/2ozのビーンズシンカーTXをローテしながら打っていく。
風も徐々に強くなってきた。
2度目が流し終わったところで、菱藻大陸が思ってた以上に広がっていて、ボートで入っていけるところが殆ど無く、釣りが出来る範囲が狭いので自分でプレッシャーを掛けてしまうかもしれないと思い移動を決意。
波を真横から受けると飛沫がかかるほど風が出てきた。
そして8:30のサイレンが鳴った。

ほぼ予定通りのタイミング。
で、向かうは先週すっぽ抜けた水門前。
ところが水門近くまで行くと、なんとオカッパリ君が釣りをしている。
岸と菱藻の間にはオイルフェンスが張ってあるが、菱藻を打つ気でタックルを用意してくれば岸からでもやれてしまうほど岸から近い距離のところなので、オカッパリとエリアをシェア出来ないので、あとでもう一度見に来ることにして、少し北側のワンドへ。

ここは周囲よりも水深1mが寄っていて
そんなブレイクライン上に菱藻が生えているところ。
やはり濃いところは1oz出ないと入らない。
むしろ
入らないところもあるくらい。
菱藻の薄いところ、濃いところ、ブレイクに絡んでいそうなところと打って、持ち上げた方がいいのかと菱藻の葉っぱの裏で止めて揺すって30分程やっていると本日ペアを組んでいたアニキーにバイト。
フリッピングロッドが弧を描いて止まった。
出てこないヤツをこちらから取りに行く。
菱藻の近くまで行ったところでエレキを上げる。
すると今度は菱藻の上を風に流されボートが滑るように流れる。
こんな事を2,3度繰り返し、なんとかラインの元へ辿り着いた。
菱藻を掻き分け、その先に期待しながらラインを辿って行ったが魚は付いていなかった。
恐らく魚が掛かる度にこんな事の繰り返しになるだろうと、今日はラダーを着けていない。
トラブルを避けるために、水中に入るライブウェルのポンプやラダーを今回は菱藻に絡まない対策を考えてきた。
が、ここまでの風を想定していなかった。
とはいえ、ラダーがあっては菱藻が絡んで取りに行けない。
極力トラブルレスに。
その為の8ftロッドでありPE80lbでもある。
この場所は荒らしてしまったので、一度離れて上流へ向かうことに。
そして、ここでショックな出来事が。
水門前がやれるかどうかと見てみると
さっきのオカッパリ君が魚を釣り上げていた。
40前後のなかなか良いサイズ。
今日の僕の中でもっとも1本が期待できた場所。
極めて小場所なだけに、誰かが入ってきても時間を掛けることのない場所だったが、まさかのオカッパリ君。
「1日やって3回当たるか」の内の最も可能性のあった1回が消えた。


風に乗って一挙に上まで。
東岸のブレイクが寄っているあたりを、横切るようにスピナーベイトを巻いていく。
途中アニキーのデットリンガー巻き巻きにバイトがあるも放してしまった。
突き当たりの水門まで流し、今度はライトテキサスで葦を打ってみる。
30分ほど試すも反応無しなので
再度、朝一の棚跡を見に行く。
風は更に強さを増して、エレキ全開でもなかなか進んでくれない。
棚跡は遠目に見て既に2艇入っている。
棚跡の四角打たれた杭の囲いも
広大に広がってしまった菱藻のせいで、釣りのできるのは一辺だけ。
朝来た時も1艇入って来たがすぐに出て行った。
今まで釣ったことのないこの棚跡に、朝一で入って釣ったのは勘が冴えていたのか運が良かったのか・・・
間近まで行ってみたが、やはり3艇入る余地はないので移動する。
新天地を求め、本湖東岸を目指す。
岸から何十メートルも広がる菱藻に全く変化の無い水深50cmと濁り。
ただ鳥が何羽も居るので可能性を感じてやってはみたが、水中の変化がなさ過ぎてやりきれない。
時間は12時を回った。
改めて水門を見に行くが既に1艇入っている。
更に移動してアニキーにバイトがあった菱藻へ。
ここでまたアニキーにショートバイト。
しかし、それっきり。
再度水門を見に行くと、ちょうど先行者が移動したところだった。
人の打った後、まして小場所で既に一本抜かれた後では釣れるはずがないが「アプローチが違えば」「ちょっとしたタイミングの違いで」と夢のような可能性に賭けてみる。
が、当然出るはずもない。
もう一度上の杭へ。
杭に絡めながらテキサスをスイミングさせて行くが反応無し。
最後、先週菱藻フリップの可能性を感じさせてくれたチビが釣れた菱藻へ。
菱藻の魚が居なくなったのかを確かめるべくバイト誘発FAホグの1/2ozビーフリーTXを打つ。
数投後にバイトがあったが持っていかない。
先週は小さくてもボリュームのあるルアーに食って来たが、今日はルアーを小さくしたにも関わらずショートバイト。
何かが変わったのだろうが時既に遅し&バックアップパターンなど用意していない。
そして残念ながらタイムアップ。


全体的よく釣れていた。
先週の厳しい状況からみるとかなり好釣果だ。
8チーム14人で40アップ6本。
状況変化は否めない。
が、朝一で菱藻フリップにいいヤツが釣れたのも確か。
朝は冴えてたのかも。
その後根気よく打ってみたものの
いかんせんあの風は予測してなかった。
ひょっとしたらもっと軽いシンカーでも入ったかもしれないが、風で軽いPEラインは流されて、カバーへ入っていこうとするシンカーとは逆方向に力が掛かってしまうし、ラインスラックも上手く処理できなかったと思う。
多分大会中で最も長い魚だったと思うが、残念ながら痩せ過ぎの1150g

痩せていてもこいつがあと2本入って、ストロングパターンが見せれたらカッコ良かったのにね。
勘と根は良くても運がなかった感じです。