諫早市農業座談会

　今日は曇り時々雨。ハウスは開けられず。最高気温も７℃に届かず。風もあって寒かった。


　
　いつもの。



　苗床用に久しぶりにハウスバンドを購入。一巻2,017円。えらく高くなったものだ。

　19時から高来支所で認定農業者の座談会。嫁を連れて出席。10名ほどの出席者。ほとんど各種補助事業の説明。僕にはほとんど関係ない話。黙って退屈な時間を過ごしていたが最後に何かありませんかとふられたので意見を言うと出席者の一人がそれは行政には関係ない話とさえぎる。ほんとは大事な点なのだが補助金にしか関心のない人にはわからない。
　自分がやることでいただける補助金を探すのと補助金があるからやるということは全然違うのだが、どうも最初に補助ありきでやる人はいただく額にしか興味がないらしい。とにかく金さえもらえればいいし、補助があるのならぜひとももらわなければ損という考えのようだ。

　農家も一つの経営体なので普通にうまくいっていれば補助金をもらおうとか考えなくてもいいと思う。ハウスを新しく建てようと思って補助金を探すというのならまだ理解できるが、古いハウスを移転するのに補助金が出るというのはこの業界が疲弊してしまっているのに他ならない。ただ単に自分の金を使いたくないというだけのことだ。最近ではハウスの補修にも補助金が出るので、もうほとんど税金の無駄使いだ。

　農家は小さくとも個別経営体の一つではあるので自分の事業にきちんと投資をして経営努力で利益を出していくというスタンスを貫かねば先はないのではないか。僕は農業地帯で育ったのだが、農家の仕事が嫌というよりけちけちしているところが嫌だった。今でもそれは変わらない。仕事は何でもあってもそれで飯を食うというとは大変だと思うので、多分何においても大事なのは志なんだろうな、きっと。

　いいにら目指して明日も頑張ろう。