またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

海・神・様  ~KAIJINSAMA~

2008-02-18 22:05:07 | 気仙沼
 先週の金曜日、仕事をそうそうと切り上げ、家とは逆の方向へ行く中央線に乗った。
 東京駅に着くと、ビールを買い、新幹線に颯爽と乗り込んだ。
 ふぅ~
 深くタメ息をつくと、腰に鈍痛を感じた。
 こんな日に限って腰が痛いなんて、最悪だ。
 無理やり眠ろうと試みるが、うまくはいかず、止まない痛みと闘いながら、一ノ関駅へ着いた。
 ここからが長い。9時終電の大船渡線の2両編成の車内はガラガラ。
 しかし、風が冷たい。
 腰に突き刺さるような冷たさだ。
 斜めに座りながら、一時間半電車に揺られ、4時間半かけて、気仙沼に着いた。
 
 連休でもないのに、なぜ帰ったか?答えは一つだ。
 気仙沼の冬の名物詩「海神様」に参加するためだ。

 正月ぶりに実家に帰り、風呂に入ると、湯たんぽの入った暖かい布団で寝た。
 やはり実家は深い眠りにつける。

 海神様とは何か?
 まずはこの仮面を見なさい。

ばばぁ~ん!????
続きまして、

 そうです。簡単に言えば、なまはげの港町バージョンです。
 今年で22回目を迎えます。
 あっしはそのために帰ってきました。
 
 えっ!?お面はかぶりませんよ。あっしは下っ端ですから、海神様の手足となり、誘導などをするのです。

 気楽会のカズキさん。初参加でいきなり海神様に抜擢。本番前はちょっと緊張しています。


 木札です。首に下げて、家々を回ります。お守りみたいなものです。

気楽会のメンバーです。
左からカズキさん 中央MAX 右ながはるさん
気合充分です。

準備を整えると

 五十鈴神社で魂を注入します。
 これで、神になれるのです。

さて、本番開始!!

爆竹を鳴らし、子供たちに向かいます。
「おい、親の言うことは聞いているか?」

こんな親子もいます

子供の表情が最高です。

気仙沼市内を二手に分かれて、老人ホームや家々などを回ります。

 人生の先輩達、長生きしてくださいね。
 福寿万歳!!

 こんなところにも参加します。

天旗祭といって、凧を上げる行事があります。これも気仙沼の冬の名物です。
その快晴祈願で毎年参加しています。

 いい風よ、吹け。海神様は風神様の知り合いだ!

そして、打ち上げ

 もう声がガラガラ。いつもよりハスキーな声になっているながはるさん(笑)


一緒に回ったカズキさんもオツカレサマです。

先輩方も御疲れ様でございます。

 やっぱしゅうさんの迫力は半端ないです。

やり終えて、親父さんも上機嫌。
今年も無事に終えて、オツカレサマです。
おめでとうございます。

恒例のハラハラダ締め~

来年は海神様になるかもしれないです。

 腰は痛みを通り越して、感覚が麻痺していましたが、そんなことはどうだっていい。
 だって、この時間を楽しみにしていたのだから
 仕事の枠を超えて、こうして集って、何かをするってのはほんと素晴らしいです。
 しかも、今年で22回目。長年続けられるにはそれに賛同する方たちのおかげです。
 いつまでも、続けて欲しいです。
 強行日程だったけど、帰ってきてほんとによかったです。
 満足な動きは出来ませんでしたが、それなりにベストを尽くすことが出来ました。
 翌朝の掃除には参加できませんでしたが、来年も必ず参加します。

充実した表情。あっしもいつかこういう充実した表情になれるイベントを企画したいです。
(勝手に写真拝借します。)