またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

奇跡、はたまた必然か

2013-05-29 08:13:55 | 気仙沼
彼、いやそんな呼び方じゃないけど、本名を出すのは何だからT君としよう

小学校低学年の頃、授業が比較的早く終わる木曜日。
カバンを玄関に放り投げ、向かった先はT君の家、つまり内ノ脇3丁目だ。
まだ自転車に乗ることはなく、さながらマラソン気分でT君の家に向かった。
T君の家はそれは広くて、家に熱帯魚、屋上に鳩を飼っていた。
部屋が数多いから、みんなでかくれんぼをして遊んでいた。
身を潜めていた隙間に一枚のカレンダーがあった。
それは2000年まで日付が書かれていた。
幼いながら2000年になったときの年齢を計算し、未来を想像したことを覚えている。
向かいのあけぼの公園のアスレチックで手の皮が剥けるくらい遊んだ。
炭酸ジュースを振って、名札の安全ピンで穴を空け、シャンパンファイトのような遊びに興じていたことも鮮明に覚えている。
今は着ている服が汚れると言って、恐らくやらないだろう。
学校の20分休みが永遠に感じるくらい時間がゆっくり流れていた。
T君の家で遊んでいた時間も同じようにゆっくりと流れていたと思う。

スポーツ刈りが当たり前だった頃に、前髪を中分けを初めてしたのはT君だ。
そしてモテていた。
小5の花山合宿や小6の会津の修学旅行はいつも同じ班だった。

中学になるとお互いクラスが違って、あまり話さなくなったけど、
あけぼの公園前を通るたびにT君いるかなと、気にかけていた。
T君はサッカーの名門の仙台育英に進み、成人式まで会うことはなかった。

風の噂で京都にいるという話は聞いていたけど、連絡は取り合っていなかった。
そんなT君がFacebookを始めた。
早速、友達申請を送り、数年振りに連絡を取った。
結婚して京都に住んでいることを確認し、私の妻も京都なんだよと話していると、
なんと
なんと
なんと
なんと
T君のお嫁さんと私の妻が小学校の同級生ということが判明!

奇跡的偶然!
相応しい言葉が見つからないくらい物語のような出来事を目の当たりにした。

気仙沼と京都がまさに繋がった

我ら南っ子どこか似ているらしい
奇跡かはたまた必然か。


人生で奇跡は数えるくらいだとしたら間違いなく、
その一つであることは言うまでもない。

あのかくれんぼしている頃、こんな出来事が起きるなんて夢にも思わなかった。


奇跡体験アンビリーバボー!




業務連絡的PS. U君へ。ちょいと小学生の頃が懐かしくなって、昨日電話しちゃってごめんね。おかけで記憶の糸を手繰り寄せることができました♪