滋賀県大津市。
西国三十三観音霊場 石光山石山寺
グルッと1周しました。
で・・・・いろんなトコに、石塔があるんです。
紫式部の供養塔に、芭蕉の句碑、
源頼朝、亀谷禅尼の供養塔・・・・
っていうか、亀谷禅尼って・・・・・誰?(笑)
どうやら、頼朝の乳母のようです。
めかくし石に、
ほんと、石塔だらけでした(笑)
この石山寺はいろいろな文学作品に登場します。
更級日記・蜻蛉日記、枕草子・・・・etc
紫式部や松尾芭蕉、島崎藤村などもこの地を訪れています。
この寺の創建は「石山寺縁起絵巻」によると、聖武天皇の発願。
天平19年(747年)に聖徳太子の念持仏であった如意輪観音を、
この地に祀ったのがはじまりだそうです。
聖武天皇が東大寺大仏を作るため、大量の黄金を必要としていました。
そこで良弁(東大寺別当)が夢のお告げに従い、石山の地を訪れます。
良弁は岩の上に聖徳太子念持仏を安置し、草庵を建てると程なく、
陸奥国から黄金が産出されたそうです。
如意輪観音像を覆うように堂を建てたのが石山寺の草創といわれ、
天平宝字5年(761年)には「造石山寺所」という役所が
堂宇を拡張、伽藍の整備を行います。
石山寺の造営は国家的事業として進められ、
本尊の塑造如意輪観音像と脇侍の金剛蔵王像、執金剛神像が制作され、
本尊の胎内に聖徳太子念持仏の6寸如意輪観音像を納めたといいます。
奈良時代から続く石山寺は、数多くの参詣者が訪れ、兵火にも遭わなかったため、
建造物、仏像、経典、文書などの貴重な文化財が数多く残っているのです。
歴史好きはもちろん、古典好きの人にとっても楽しめる寺。
今から紅葉の時期。
この景色・・・どのように変わるのか・・・楽しみですね。
一度、行ってみて
滋賀県大津市 石光山石山寺