滋賀県大津市。
西国三十三観音霊場 石光山石山寺
本堂から伸びる階段を登ると、見えてきたのが・・・・
国宝・多宝塔
鎌倉時代初期、源頼朝の寄進で建てられた
日本三大多宝塔の一つで、日本最古の木造多宝塔。
本尊は大日如来です。
多宝塔の横手に、少し開けた展望場所のようなトコが・・・・
非公開の芭蕉庵。
名の通り、松尾芭蕉ゆかりの茶室です。
そしてその横にあるのが、「月見亭」
これもその名の通り、月見をする場所。
日本三大名月・石山秋月として有名で、
これは後白河上皇の行幸の際に造られたのものです。
この「今上」は昭和天皇のこと。
なので「皇太后」は大正天皇の皇后・貞明皇后のことです。
展望が最高の場所です。
平安貴族が行った「石山詣で」は、
「陰暦十月の甲子の日」に参詣することを指すそうです。
観音信仰と物見遊山、そしてここでのお月見が、当時の貴族の旅行だったようです。
つづく・・・・(次が最終です)