奈良県葛城市
屋敷山古墳
5世紀半ばに築造された全長135mの前方後円墳。
被葬者はこの辺りの有力豪族・葛城氏の首長の墳墓と考えられています。
現在、公園として整備されていて、何も案内がなければ分からないくらいです。
墳丘の側に、かろうじて古墳だよ!と主張する天井石が置かれています。
確か古墳に来たはずですが・・・・・
城跡?
古墳自体、後世に違う使い方がなされている事が多々あります。
戦の陣が敷かれたり、陣屋がおかれたり・・・・
ここも戦国時代に布施氏の館があり、江戸時代には大名・桑山氏の陣屋があったとのこと。
大阪府羽曳野市のある第27代安閑天皇陵は、
室町時代後半、畠山氏の高屋城が築かれていたといいますし、
岡山県岡山市にある第4位の大きさを誇る造山古墳は、
大河ドラマの舞台の一つ、備中高松城水攻めの際、毛利方の陣が敷かれていました。
逆で言えば、京都市の伏見桃山城の本丸には、明治天皇陵がありますし・・・・
規模、高さなどがちょうどいいんでしょうね・・・。
古墳の石室や石棺の石が、
城の石垣の使われている事が多々あります。
これを「転用石」といいます。
姫路城や福知山城にあったやつですね。
でもここまで古墳に見えない古墳って久しぶりだな。
案内板なんて日焼けして読めなったし・・・・
一度、行ってみて
奈良県葛城市 屋敷山古墳