伊勢神宮で、神に仕えた未婚の皇女・伊勢斎宮。
天皇の代替わり毎に変り、近親者の忌があった時は退下します。
聖武天皇の皇女・井上内親王。
721年に5歳で斎宮になり、744年に弟・安積親王の薨去によって退下します。
その井上内親王・・・・天智天皇の皇子・白壁王(後の光仁天皇)に嫁ぎ、
酒人内親王・他戸親王を産みます。
この酒人内親王・・・・772年、19歳で斎宮にト占されますが、
伊勢に行ったものの774年、母・井上内親王と弟・他戸親王が幽閉先で亡くなり、任を解かれます。
帰京後、異母兄・山部親王(後の桓武天皇)の妃となり、779年に朝原内親王を産みます。
この朝原内親王・・・・・782年に4歳で斎宮にト占され、伊勢に下ります。
796年、18歳の内親王は身内の不幸もないのに、斎宮を解任され、
帰京後、異母兄・安殿親王(後の平城天皇)に嫁ぎます。
朝原内親王は平城天皇が奈良に移った時、同行はせず、妃を辞しました。
井上内親王から続く、母・子・孫の斎宮就任。
偶然か・・・・それとも・・・・