先史(せんし)時代とは、文字のなかった時代の歴史のことをいいます。
日本史では弥生時代までを指します。
1・旧石器時代
特徴 : 文字通り、「石」製の武器や道具を使っていた時代。氷河期
期間 : 日本に人類が渡ってきた頃から、紀元前14,000年まで。
日本の土壌は酸性で、骨などが残りにくいため、現在発見されてる最古クラスは、
岩手県で出土した8~9万年前の石器です。
なんで8~9万年前ってわかるのかというと、
出てきた場所の地層の分析結果です。
なのでこの時代の歴史は、地質学とかの協力が必要です。
2・縄文時代
特徴 : 土器が出現
期間 : 今から3000年前、紀元前1000年くらいまでの時代
名前の由来 : 土器を作成するとき、縄をコロコロと転がして、模様をつけたことから。
旧石器時代に対して、新石器時代ともいいます。日本では「縄文時代」といいますが。
石製の武器で獣や魚を取ったり、貝や木の実を取ったり・・・。
狩猟・採集の時代で、氷河期が終わり一定の場所で暮らし始めます。
貝塚はこの時代のものです。
貝塚とは、簡単にいえば「貝がらを捨てたゴミ箱(穴)」 です。
3・弥生時代
特徴 : 狩猟・採集から農耕に変わる。
期間 : 紀元前1000年~紀元前300年頃から始まり、紀元後300年頃までの時代
名前の由来 : 土器を最初に発見したのが、東京にある「弥生町」という場所だった。
稲作の伝来が地域で違うため、始まりの時期が
紀元前1000年~紀元前300年頃とあやふや。
ポリポリ(。;´Å`)9ウーン…
縄文時代の土器より、もう少し質を良くした土器が弥生土器です。
紀元1世紀くらいからの日本の情報が、中国の文献に現われてきます。
魏志倭人伝です。卑弥呼の時代です。
次回は・・・・卑弥呼の時代「倭国大乱」について