兵庫県朝来市
ここに道に分断された古墳があります。
池田古墳
左はGoogle earth 右は案内板にあった写真画像(2008年撮影か?)
右の写真を見れば、前方後円墳であることがよく分かります。
5世紀初めに築造された但馬最大である全長約141mの前方後円墳。
中央には国道9号線が通り、
明治~昭和に行われた国鉄の土取りで墳丘の原型はなく、
現在は民家や畑があります。
しかし哀しいかな・・・道路に分断され、全貌は見えません。
元々、古墳保護のためにつくれらた陸橋が老朽化。
騒音と振動を起こしていた橋を撤去するのか、架けかえるためのか・・・の調査で、
水鳥形埴輪が出土!
全国最多23というの多くの水鳥形埴輪が出土し、
そのうち1つはほぼ完全体らしいです。
被葬者は但馬の王ではないかといわれています。
今は騒音・振動・保護対策で、新工法である土盛した道路になっていますが、
ここまで古墳らしくない古墳・・・初めてかも。
さらに・・・・
すぐ横にある短いトンネル
実はこれは城ノ山古墳
豊富な副葬品が出土しているにも関わらず、約半分が削り取られ、
下にはトンネルまで通されている状態。
悲劇の古墳たちです。
一度、行ってみて
兵庫県朝来市和田山 池田古墳