あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第4章の21(精)

2015-12-01 19:09:50 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi03.html より引用

原文
孔徳之容、唯道是從。道之爲物、惟恍惟惚。恍兮惚兮、其中有物。
恍兮惚兮、其中有像。窈兮冥兮、其中有精。其精甚眞、其中有信。
自今及古、其名不去。以閲衆甫。吾何以知衆甫之然哉、以此。

書き下し文
孔徳(こうとく)の容(よう)は、ただ道にこれ従う。
道の物たる、これ恍(こう)これ惚(こつ)。
恍たり惚たり、その中に物有り。
恍たり惚たり、その中に像有り。
窈(よう)たり冥(めい)たり、その中に精有り。
その精甚(はなは)だ真、その中に信有り。
今より古えに及ぶまで、その名は去らず。
以(も)って衆甫(しゅうほ)を閲(す)ぶ。
吾れ何を以って衆甫の然(しか)るを知るや、これを以ってなり。

現代語訳
真の徳を備えた人の在り様はひたすらに「道」に従うばかりである。
「道」というものは、ひたすらにぼんやりとして捉えどころが無い。
ぼんやりとして捉えどころが無いのだが、確かに何かが存在している。
ぼんやりとして捉えどころが無いのだが、確かに何かが見えるのだ。
奥深くてほの暗くて、その中に何か精気が存在する。
その精気はひたすらに純粋で、その純粋さは最も確かなものである。
はるか大昔から今に至るまで、その「道」は存在し万物の始原である。
何故私が「道」が万物の始原であるか解るかと言えば、
以上の様な理由からである。

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何だかわからないが、見えない何かが存在する。
それは確かに存在する。捉えどころのない「道」を観察すれば、
傾向・道筋が見えてくるものだ。

客観的に物事の流れを事象を方向性を眺めてみよう!
人知を超えた大いなる意思(道)を確信できるはずだ。

流れの中で精一杯生きよう!
その中でいろんな流れを感じてみよう!
道(良心)に従うのが最も効率の良い生き方のようだ。