あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第4章の33(壽)

2015-12-13 18:30:39 | 老子
(原文)
知人者智、自知者明。勝人者有力、自勝者強。
知足者富、強行者有志。不失其所者久。
死而不亡者壽。

(書き下し文)
人を知る者は智、自ら知る者は明(めい)なり。
人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。
足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。
その所を失わざる者は久し。
死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。

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他人を知る者はただの物知りである。
自分を知っている者は聡明である。
他人に勝つ者はただ力があるだけで、
自分を制する者が本当の強者である。
足りるを知り我欲を持たない者は心豊であり、
これを行いうる者は志が高い。
自制して無理をしなければ持続するのだ。
そのような人は、この世の生を終え死んだ後も滅びず、
その魂は生き続けるであろう。

第4章の32(繋)

2015-12-13 10:59:12 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi04.html より引用

原文
道常無名樸。雖小、天下莫能臣也。
侯王若能守之、萬物將自賓。
天地相合、以降甘露、民莫之令、而自均。
始制有名。名亦既有、夫亦將知止。知止所以不殆。
譬道之在天下、猶川谷之於江海。

書き下し文
道は常に無名の樸(ぼく)なり。小なりと雖(いえど)も、
天下に能(よ)く臣とするもの莫(な)きなり。
侯王(こうおう)若(も)し能くこれを守らば、
万物は将(まさ)に自ら賓(ひん)せんとす。
天地は相い合して、以(も)って甘露(かんろ)を降し、
民はこれに令する莫くして、自ら均(ひと)し。
始めて制して名有り。名亦た既に有れば、
それ亦た将に止まることを知らんとす。
止まることを知るは殆(あや)うからざる所以(ゆえん)なり。
道の天下に在(お)けるを譬(たと)うれば、
猶(な)お川谷(せんこく)の江海(こうかい)に於(お)けるがごとし。

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道とは名のない原木のようだ。
どんな小さな原木でも、使いこなせる人は少ない。
王様・殿様がこの真理を体得し実践したならば、
求めなくても、万物から大切な主と認められる。
天地は協力して恵みの雨を降らし、民は命令しなくても自然と従う。
原木は加工して始めて名を持つ道具となり、
さらにその道具から色々な名を持つ物が作られ区別が生じる。
しかし、この区別の元を知れば道に迷うことはない。
真理をこの世の自然にたとえるなら、
谷川が、実は大海原とつながっているのと同じように。
全ては一体であるのが真実なのだ。

海・原木=原因、川・加工品=結果ともいえる。

路地裏の中年サラリーマン

2015-12-13 09:27:11 | 日記

今、実家で両親(おじいちゃん、おばあちゃん)と暮らしているせいか、
まるで20年前、この路地裏の少年を弾き語りしていた時に戻ったようだ。

さよならの意味、裏切りの意味、やさしさの意味さえも知らないで、
わけもなく砕けた。

やり直そう!行き止まりにいた20年前から。
間違った道を選んだあの頃から。。