キレイ事なんて言えない

「未来の命を守る為に
自分の子供を育ててきたわけじゃない
子供を守れなかった思いをただ思う一日だった」

遺族のお父さんが判決の日思った事だそうです。

自分の子供が生きていないのに
「未来」なんて一欠片も見えないよね。
未来がある子供が羨ましく見えるよね。

私も同じ様に思う。

「これからの人の命を守るため」
なんてキレイな事
これっぽっちも思ってない。

なぜ
どうしてこうなったのか
今もわからない。

今も生きてるはずなのに
ナゼいないのか
わからない。

キレイ事なんて言えない。

酒田大火に思う

10月29日
40年前に酒田大火があった日です。

40年も前の事だから
知らない………と言いたいところですが
よく覚えてる。


40年前もすごい風でした。
今朝はその時の強風を思い出させる様なすごい風です。

家が燃えてみんななくなって
あの時から人生が変わってしまった人もいるだろうと思います。

でも
命さえあれば
この40年で何とかなったのではないでしょうか？

家や家財や仕事や沢山のモノはなくなっても
子供は成長し大人なって
次の代を受け継いでくれます。
酒田にいなくてもいいと思う。
どこかで生きていれば…

モノはいつかなんとかなる。
仕事も
色々な支援で何とかなる。
実は色々なくてもしばらくは生きていけたりします。
命だけは……
命だけは元に戻らないから

一人なくなった
消防士さんを追悼しようと思います。



間違いなく
モノより
命なんだよ。
誰がなんと言おうと

ニュースを見て言われた事

大川小学校のニュースを見て
「先生達はどうして逃げなかったんだろう」
って言う人がいました。

「海から4キロだよ。津波来ると思う？
今酒田でそうなったら
海から4キロ離れた川沿いで
津波来ると思う？
今だから
あの震災があって
沢山知識入れたからそう思うだろうけど
その前、そう思った？
私は思えない」
「アユだって
今の女川を見たら
海が近いって思えるけど
前は、アパートの4階からも
海は見えなかったし
津波があんな風に来ると誰も思っていなかった。
だから巻き込まれたんだよ」

今になって話す事と
あの時に戻って思う事は違う。

判決の結果は
あれでよかったんじゃないかと思う。
でも
先生達はみんな子供達を助けようと思って行動したばずだと思います。