東京観光情報センターは東京都の施設なので台風でも閉めるわけにはいかないから、台風の襲来に備えて、鉄道が計画運休を始める前の12日の朝から出勤して、その晩は新宿のホテルに泊まった。八王子では家の近くを流れる浅川が警戒水位を超えて、避難勧告が出たけれど、避難所がすぐそばの小学校だったから、避難はせずに様子を見るように伝えた。センターを早めに閉めてホテルに入った頃から風雨が強くなって心配だったけれどテレビを見ながら無事を祈った。
幸いにして、台風が通過した後は風雨が弱まり、浅川の堤防は決壊せずに、家族は避難することなく家にも被害が無かった。翌朝の新宿駅南口は、いつもの喧噪が嘘のようにひっそりとしていた。想像を超えた被害と多くの方々が亡くなられたことに胸が痛む。
