大阪Lover

徒然日記

リオオリンピック

2016-08-08 12:37:18 | Weblog
いよいよ、4年に一度のスポーツの祭典、リオ・デ・ジャネイロオリンピックが開幕しました。今大会は南米では初の開催、南半球では1956年のメルボルン大会(オーストラリア)、2000年のシドニー大会(同)に次いで3回目の開催です。

既に早速競技は開始されています。
まず、オリンピックでは必ずと言っていいほど、開会式よりも先に競技がスタートする男子サッカー。日本は既に予選リーグ一回戦、vs.ナイジェリア戦を戦いました。対戦相手のナイジェリアは、出国前に一騒動あり、試合会場のあるマナウスに着いたのは、試合開始の6時間前。対する手倉森ジャパンは、2日前には現地に入り万全の準備をしていたのですが、結果は4-5の敗戦。守備が生命線の手倉森ジャパンにしては珍しく、点の取り合いとなり敗戦。やはりナイジェリアの身体能力は並ではなかった。まぁ、ナイジェリアは1996年のアトランタ大会でも優勝しているような強豪国ですからねぇ。日本も油断したわけではないんでしょうけど、守備が破綻していましたね。

さて、俺自身はサッカーにはさほど興味がなくて、興味の度合いで行くと興味高い順に、テニス、体操(男子)、バレーボール(女子)、7人制ラグビー(男子)、競泳、柔道、レスリング…ぐらいの順番です。この中で、録画してでも見たい!と思うのは、7人制ラグビーまででしょうか?(因みに、不思議とテニスは男女ともTV放映がありません)競泳、柔道、レスリングあたりは、やってれば見る、って程度です。陸上はさほど興味はありません。まぁ、見るとしても男子の4 x 100mリレーぐらいかな。

さて、個々の競技の話題に戻ります。
今大会の日本金メダル第一号は、競泳400m個人メドレーの萩野公介選手でした。同競技では、瀬戸大也選手も銅メダルを獲得。最後の自由形に入る前までは、萩野トップ、瀬戸2位だったんですが、最後で「疲れちゃった」(瀬戸選手談)らしく、最後は3位フィニッシュでした。とは言え、競泳で同一種目2人(以上)表彰台は、メルボルン大会以来60年ぶりとのことで、快挙には違いありません。競泳に関しては、男子の400mリレーや、女子の池江璃花子選手が何種目で表彰台に上がるのか、興味深いところです。

前回のロンドン大会で、84年ロサンゼルス大会以来の銅メダルに輝いた女子バレー(火の鳥ニッポン…は書きにくいので、真鍋ジャパンにしときましょう)は、予選リーグの緒戦、宿敵韓国に敗れ、まさかの黒星スタート。まぁ、予選リーグは突破出来れば良いとは言え、宿敵韓国に敗れたのはいただけない。真鍋監督は、就任以降、「1M」(ミドルブロッカーを1人にしてウイングスパイカーを増やし、攻撃力を上げる)や、「ハイブリッド6」(一人ひとりの選手が2つ以上のポジションの役割をこなせるようにする)など、強豪国相手にいかに勝てるかの創意工夫をしてきました。そのお蔭で、2010年の世界選手権では32年ぶりの銅メダル獲得、ロンドン五輪でも32年ぶりの銅メダル獲得に繋がりました。
まぁ、まだ序盤戦が始まったばかり。今後の巻き返しに期待しましょう。

今後に期待と言えば、男子体操も同様。今大会は2004年のアテネ大会以来の団体金を目標に掲げてやってきたものの、予選でアクシデント、というかミス続出。「絶対王者」の内村航平選手ですら、鉄棒で落下するという波乱のスタートでした。日本代表は全体の4位で予選を通過。まぁ、予選の結果は決勝には持ち越さないということですが、演技順に影響があるらしく、「トップでないと金の可能性が半分以上消える」(内村選手談)と、あんまり好ましい順位ではないようです。
個人総合では、内村選手と加藤凌平選手が決勝に進み、種目別では落下のあった内村選手は鉄棒で種目別には進めず、ゆかのみとなりました。白井健三選手も得意のゆかと、自身の名前の付いた技を持つ跳馬で種目別に進みました。

今大会、個人的に一番注目しているのは、テニス。男子では、世界ランクトップ10のうち、5人が欠場しており、ランク6位で第4シードの錦織選手にも優勝の目は十分あり。しかも世界ランク1位のジョコビッチ(セルビア)とは決勝まで当たらない山だと言うことで、期待が高まります。ロンドン大会覇者で先日のウインブルドンも制したマレー(英)とは順当に行けば、準決勝で対戦予定。まぁ、今大会からオリンピックは出場しても、ツアーポイントは加算されなくなりましたが、とは言え、4年に一度の祭典ですし、なんと言っても国を代表して戦うのですから、モチベーションは高まるでしょう。
今大会日本からは、男子シングルスには、錦織、ダニエル太郎、杉田祐一の3選手が出場。このうちダニエルと杉田の2人は、上位選手が欠場した故の、言わば「ラッキールーザー」での出場。女子シングルスには、土居美咲選手、日比野菜緒選手が出場(日比野はITFからの推薦枠)。他には女子ダブルスに、土居・穂積ペアが出場しており、なんと、ダブルスペアも含めてこの全員が1回戦を突破しました!錦織、土居の両選手以外は対戦相手が全て格上。特にダニエル(118位)の相手は、世界ランク25位のJ.ソック(米)、日比野(84位)も世界ランク31位のI・C・ベグ(ルーマニア)、女ダブ土居/穂積組の相手は、第2シードのムラデノビッチ/ガルシア組(仏)だから価値ある勝利。2回戦以降は厳しくなると思うけど、このまま勝ち進んで行ってほしい。

かつては日本のお家芸だった柔道も、前回大会では男子は金メダル無しに終わりました。今大会こそはと巻き返しを期していることでしょう。ただ初日の最軽量級(男子60kg級高藤選手、女子48kg級近藤選手)は、男女とも銅メダルに終わりました。まぁ、オリンピックで「銅」と言えば、名実ともに世界第3位、本来であれば大喝采!の結果なんですがねぇ。なんせ「お家芸」ですから。銅メダルで「申し訳ありません」と謝るってのも、スゴイと思う。次の海老沼匡選手、中村美里選手も銅メダル。まぁ、3位と4位では大きな違いですから、ヨシとしましょう。この後の階級に期待!

今大会は、前評判の高かった競技で早期敗退や初戦敗戦が続いてますねぇ。上述した男子サッカー、女子バレーしかり。男子体操だって危ういと言えば危うい。フェンシングの太田選手も初戦で破れ、引退を示唆しましたし、卓球女子の石川佳純選手も初戦敗退でした。
個人種目(特に球技)だと、一発勝負のトーナメントが多く、負ければ終わりですからねぇ。
あ、ポセイドン・ジャパンこと、水球日本代表は、惜しかった。強豪ギリシャに後半途中までリードしていての逆転負けで惜敗。水球のオリンピック出場は84年のロサンゼルス大会以来だと言うのですから、残念至極。次、頑張ってもらいたいもんです。

最近のオリンピック、特に日本代表では、サプライズ優勝が中々出ないですねぇ。サプライズで俺の記憶に残っているのは、やはり84年のロサンゼルス大会の、蒲池猛夫さん(故人)。ラピッドファイアピストルという、それまで名前すら聞いたことのなかった競技で金。しかもその大会の日本人第一号でした。メダル獲得当時は48歳…なのは知っていましたが、この時点で既に孫が居たとは!因みに、今でも日本人最年長金メダリストとのこと。
他にはバルセロナ大会の岩崎恭子ちゃんの金にも驚かされました。まぁ、競泳自体は日本は昔から強かったのですが、なんせこの時、恭子ちゃんは中2ですからねぇ。
あとは、金ではないものの、アーチェリーでアテネ大会銀の山本博、北京大会でフェンシング・フルーレで個人銀メダルを獲得した太田雄貴選手もサプライズでしたねぇ。

今年は最終どんな結果になっているのか。楽しみです。

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