大阪Lover

徒然日記

歴史が動いた!

2015-09-21 15:57:43 | Weblog
ラグビーワールドカップ。
歴史は浅いものの(1987年開始)、既にオリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ規模のスポーツの祭典となっている世界大会で、我らが桜のジャージ、日本代表がやってくれました!
この試合、日本での放送は、朝の3:00。いくら連休中とは言え、流石にその時間に観戦するのは辛い。それに、善戦はすると思っていましたが、まさか勝利をもぎ取るとは思っていなかったので、録画だけして眠りに就きました。
で、昨日起きてビックリ!寝ぼけ眼でネットニュースを見て、いっぺんに目が覚めましたよ。

ラグビーワールドカップは、冒頭に書いた通り1987年の開始で、今大会で8回目になります。その間に述べ25ヶ国が出場していますが、このうち全ての大会に出場しているのは、半分以下の12ヶ国しかありません。日本はそのうちの1ヶ国です。アジアからはまだ日本以外には出たことがありません。そして、今回日本代表が勝利した南アフリカは、実は6回しか出場していないのです。

さて、試合の経緯は、もう既に何度もあちこちで報道されているので、ご存知の方も多いと思います。
敢えて言うなら今回の勝利は、言葉は陳腐ですが、「全員一丸の勝利」と言えるでしょう。
ポイントとなったのは、最後の最後、日本の攻撃で、相手ペナルティを得て、ショット(PG=ペナルティゴール)を選択せずに、スクラムからあくまでトライを取りに行ったこと…だと言いたいところですが、俺は別のところにキーポイントがあると思います。
勿論、最後の最後で、トライを取りに行くと言う選択は、勇気ある判断と称えられるべきだし、それもキーポイントであることは間違いありません。この攻撃によって雌雄が決したのは間違いないですから。
しかし、本当のキーポイントは、これも一部報道がありましたが、後半32分、南アフリカが日本陣営でペナルティを得て、日本とは逆に「ショット」を選択したことです。
本来なら、レベルの差が歴然としている南アと日本ぐらいであれば、南ア側は、日本を完膚なきまでに叩き潰すために、トライを取りに行くはずなのです。
ではなぜそうしなかったのか?それは、そこに至るまでにジャパンが、南アに互角以上に渡り合っていたからに他なりません。
その時点のスコアは29-29。日本代表が南アから29点取るだけでも、実は大変なことなのです。それは、日本代表のこれまでの戦績が物語っています。
日本代表の過去7大会の戦績は、1勝21敗2分け。しかも2分け挟んで16連敗のワースト記録を持っています。1995年大会では、ニュージーランド代表(オールブラックス)相手に17-145の歴史的大敗を喫しているようなチームなのです。
因みに日本代表がワールドカップで唯一勝ったのが、1991年大会のアフリカ代表ジンバブエでした。この年、南アは出場していません。
話は戻って、一方の南アは、過去2回ワールドカップで優勝しており、戦績は25勝4敗、勝率.862です。間違いなく世界のトップ4に入る強豪チームです。その南アが、それまでの日本の攻撃に恐れをなして、安全策のショットを選んだ。こここそがこの試合のキーポイントだと俺は思います。

さて問題はここから。次戦の対戦相手はスコットランド。世界ランキングは10位です。日本は13位(因みに南アは3位)。
差は3ランクですが、結構侮れません。過去大会はベスト8以上の常連。そして日本代表は中3日しか休養日がありません。ましてやこの試合結果を受けて日本を警戒するでしょうからね。
ただ、勢いがあるのは間違いなく日本。南アに勝った自信を持って、今までやってきたことを全て出せれば、勝利することも不可能ではないでしょう。
期待して見守りたいと思います。


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