大阪Lover

徒然日記

東レ

2017-09-26 08:14:43 | Weblog
今年も見に行って来ました。
日本で開催される、最大規模かつ最高グレードの、WTA(女子プロテニス協会)ツアー大会である、東レパン・パシフィック・オープンテニストーナメント。
この大会は、大きな括りで言うと、グランドスラムに次ぐ「プレミア」と言うカテゴリーに入るのですが、その「プレミア」グレードは更に3つに分かれており、東レはその中では一番下の「プレミア」に当たります(上2つは「プレミアマンダトリー」と「プレミア5」と言う)。賞金総額は100万ドル(約1億円)。優勝ポイントは470です。
ただ、これまで東レには、中々世界No.1の参加はありませんでした。直前まで全米オープンが開催されており、疲弊していることが原因かもしれません。特に昨年までの女王だったS・ウィリアムズは、筆者の知る限りでは、参加したことないんじゃないでしょうか。

今年の大会は、その全米オープン終了後に世界No.1になった、スペインのムグルサ、その前の女王であるKa.プリスコバ(チェコ)、昨年後半の女王であるドイツのケルバー等錚々たるメンバーが揃いました。

場所は、東京の有明テニスの森。国内テニスの聖地です。

筆者が見に行ったのは、毎年のことですが、準決勝。土曜日だからってこともあるのですが、この日だと、シングルスの準決勝2試合、ダブルスの決勝1試合をメインスタジアム(有明コロシアム)で見れるのです。
今年はコートサイドSS席の最前列を取りました。17,500円。その分、コートにはめちゃめちゃ近くて、席もグランドレベルなので、まるでコートに座って見ているような錯覚に襲われます(ちと大袈裟ですが)。ただ、チェアアンパイアとは反対のサイドなので、試合が終わった選手にサインをもらうことは、ほぼ無理です。


第一試合は、A.パブリュチェンコワ(RUS)vs A.ケルバー(ドイツ)。パブリュチェンコワは世界ランク20位台ながら、このプレミアの大会で、ベスト4まで進んできました。一方のケルバーは、最近でこそランキングを落としていますが、昨年の今頃はNo.1だった選手。接戦が予想されました。
しかし蓋を開けてみれば、勢いに乗るパブリュチェンコワの方が優勢でした。ケルバーも故障を抱えていたようなのですが、それにしても元女王、対戦時でも上位ランクのケルバー相手に、第1セットは6-0のベーグルでパブリュチェンコワが奪取しました。第2セットは元女王が流石に意地を見せてタイブレークの末、取りましたが、反撃もそこまで。セットカウント2-1で、パブリュチェンコワが初の決勝進出を果たしました。

↑左がケルバー、右がパブリュチェンコワ

第二試合は、ディフェンディングチャンピオンである、これまたかつての女王C.ウォズニアッキ(デンマーク)対、先日の全米OP終了後、24人目の女王に輝いた、スペインのG.ムグルサの戦いとなりました。新旧女王対決です。
ウォズニアッキは若くして世界No.1に上り詰めたものの、4大大会での優勝はなし。昨年は怪我の影響でランクを10位台まで落としていたものの、ここへ来てまたかつての輝きを取り戻しつつあるようです。
ウォズニアッキはディフェンディングチャピオンとしての意地が、またムグルサは現女王としての意地があり、火花散る展開が予想されたのですが、蓋を開けてみれば意外なことに、東レで過去2回の優勝を飾るウォズニアッキが、6-2, 6-0の圧勝でムグルサに勝利しました。

↑左がムグルサ、右がウォズニアッキ
※翌日の決勝でも、パブリュチェンコワを、6-0,7-5と一蹴。2年連続3回目の優勝を成し遂げました。

今年の東レでは、活躍が期待された日本勢は、早期敗退が続きました。特に昨年、決勝の舞台でウォズニアッキと熱闘を演じた大坂なおみが、ケルバーとは言え、初戦で敗退したのが痛かった。ケルバーには全米の1回戦で勝利しており、十分勝てる相手だと思ったのですが、流石トップを取った選手は、簡単に連敗はしてくれません。女子シングルスでの最高成績は、奈良くるみの2回戦という少々淋しい結果に終わりました。日本勢も多くの若手が力をつけてきており、なんとかプレミアの大会で、ファイナリストに残ってもらいたいものです。

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