大阪Lover

徒然日記

世界選抜

2015-08-17 15:47:34 | Weblog
8/15~17までの3日間、東京に行ってました。俺にしては珍しく、所謂「お盆」期間に上京。でも、実は「夏休み」では無いんですけどね。

目的は、ラグビー観戦。来月にイギリスで開かれるワールドカップを控えての強化試合のひとつ、「リポビタンDチャレンジマッチ、日本代表vs世界選抜」戦が、東京・秩父宮ラグビー場で開かれるのに合わせての上京。15日だし、東京行きだからと思って高を括ってたら、意外と夕方辺りの新幹線が空いてなくて焦った。11:20のが空いてたんで、それにした。でも、キックオフ(KO)は18時。新幹線が東京駅に着くのは14:00頃なので、それまでどうやってヒマつぶししようかと悩んだんやけど、ホテルの部屋に入れるのが、16:00からと思ってたら、15:00からOKってことやったんで、チェックインしたのが14:30だったこともあり、30分ほどロビーで待って、ホテルで休むことにした。

開始一時間前の17:00ぐらいに着くつもりで、16:30ごろ地下鉄(東京メトロ)に乗って外苑前へ。降りたらエライ人だかり。『エライ人多いなぁ~』と思ってたら、隣の神宮球場で、奇しくもヤクルトvs阪神戦がある模様。そら、混むわなぁ~。東京でも阪神ファン多いし。一説によると、神宮球場(横浜球場も)って、阪神側の応援席から、埋まって行くって言うし。

人混みを掻き分けて、なんとか秩父宮ラグビー場に到着。一昨年の11月に、日本代表vsウェールズ戦を見に来て以来、1年と9ヶ月ぶり。

当日は、日本代表を赤いウェアで応援しよう!ってキャンペーンを張ってたので、俺も慌て前日に、桜のジャージデザインのTシャツ買いましたわ。(笑)


今回の席は、メインスタンド側タッチライン際の、前から2列目。フィールドからめちゃ近いです。特に、今取り壊し中の国立とは違って、秩父宮はラグビー専用グランドなので、トラックが無い分、すぐ目の前にフィールドが広がります。

↑これが望遠無しの画像。

さて、相手の世界選抜は、その名の通り、世界各国から選ばれてます。中には日本のトップリーグから選ばれてる選手も。他には、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの南半球3ヶ国を中心に、イングランド、スコットランド、フランス、イタリア、アメリカと言った強豪国から選抜されています。強化試合としてはうってつけの相手。日本に今迄こんな豪華なチームが来たことはあるでしょうか?この辺りは、ヘッドコーチ(監督)である、エディ・ジョーンズの手腕かな。


セレモニーの後、予定通り18:00にKO。立ち上がり、日本は特に固さも見られず、ディフェンスもまぁまぁで、大きく攻められることはない。ただ、細かいミスやペナルティが多く、ペナルティゴール(PG)を2つ立て続けに決められる。
が、前半15分、日本代表ウイング、カーン・ヘスケスのトライと、我らがFB五郎丸のGKで、一時は7-6と逆転に成功。
ただ、その直後、すぐにトライを返され逆転。その後も世界選抜は攻撃の手を緩めることなく、5トライを重ね、最終スコアは日本から見て20-45で敗れた。ただ、一方的にやられたと言う印象もなく、ディフェンスラインが寸断されたワケでもない印象。問題は、相手陣深くに攻め込んでからの、細かいミス(ノックオン=ボールを前に落とすことなど)でターンオーバー(ボールを奪われること)され、そこから大きくゲイン(前に進まれること)されて、最後倒しきれずにトライを奪われる、と言うパターンがいくつか見られたのが課題かな。即ち、ディフェンスはボロボロではなかったけれども、肝心なところで防ぎ切れない場面があった、と言うこと。試合後のインタビューで、ジョーンズヘッドコーチもそう答えている。が、俺の目から見ても、通常のラインディフェンスは、結構前で止めれていたので、悪くはなかった。
アタック(攻撃)についても、日本がこのクラスの相手に対してガンガン取れないことは想定ずみ。それでも素晴らしかったのは、後半25分、ラインアウトからのモール(ボールを持ったまま、相手フォワードと味方フォワードが組み合うこと)を押し込み、世界選抜側の反則を引き出し、「認定トライ」(ペナルティトライ=その反則がなければ確実にトライになったであろうと認定されるトライで、ゴール中央にトライしたものと見なされる)を奪ったこと。体の小さい日本チームが、これまでスピードでトライを奪うことはあっても、力技でスクラムやモールを押し込んで、相手の反則を引き出す「認定トライ」を奪うとは、よもや思わなかった。まぁ、今の日本代表は、フォワード8人のうち、純粋日本人は前の3人だけで、後ろの5人のうち、4人は外国人、1人はトンガ出身で、日本に帰化した、ホラニ・龍・コリニアシだからねぇ。まぁ、オーストラリア、ニュージーランドを含む欧米諸国も、こんなパターンの代表選手が多いので、ラグビー界は認めているらしいですけどね。ま、ここまで国のボーダーレス化が進むと、「血」で判断するのはナンセンス。その国の代表に選ばれ、その国の代表として戦う覚悟があれば、良いんではないかと思うのです。

試合前の日本代表の練習風景

試合前のセレモニー。アトムが応援に来ていました。

スクラム!

ラインアウト!

試合には負けたけど、ここでまた課題が浮き彫りになったのは、良いこと。何しろ、今年のワールドカップでは、予選突破が最低限の目標。あわよくばベスト8まで勝ち進み、2019年の日本大会ではベスト4以上、と言うのが最終目標なのですから。
今回の試合は、実りの多い、有意義な試合だったと思います。この後、強化試合として、ウルグアイ代表チームと2試合が残っています。ウルグアイ相手なら、完勝・圧勝しないとね。



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