大阪Lover

徒然日記

五月雨忌

2012-06-25 09:20:58 | Weblog
昨日、6月24日は、俺の敬愛するミュージシャンにして、希代のメロディメーカーであった、村下孝蔵さんの命日でした。
1999年の6月20日、コンサートのリハーサルで倒れ、そのまま意識を取り戻すことなく4日後の6月24日に亡くなりました。享年46歳。生きていれば還暦を迎えるころです。

村下孝蔵と言っても、「誰だっけ?」と言われることが多くなりました。それでも同年代の方ならば「『初恋』を歌った人」と言えば大抵「あ~…」と判ってもらえます。
村下さんと言えば、日本語の美しさを大切にし、その美しさを最大限生かした詞、「平成の歌謡曲」と自ら呼んだ叙情的なメロディラインが非常に印象的なミュージシャンでしたが、そのルーツはベンチャーズ。子供の頃、ベンチャーズと出会い、音楽の道を志したそうです。

色々話を聞いてみると、案外根強いファンが多いことに驚かされます。
代表曲は、「初恋」「ゆうこ」「踊り子」と言ったところでしょうか。ちょっと毛色の変わったところでは、アニメ「めぞん一刻」のテーマ曲になった「陽だまり」なんて曲もあります。
他には、ハウスのねりわさびのCF曲(確か高木美保が出てた)になった「この国に生まれてよかった」なんてのもありましたね。

でも個人的には、彼の佳曲は、アルバムの中にこそ埋もれていると思っています。
俺は「春雨」という曲が一番好き。彼の最高傑作だと思っています。
因みにご本人が一番好きだったのは「ロマンスカー」。これは勿論、小田急のロマンスカーをモチーフにして作ったものだと聞きました。

昨日、久しぶりに彼の曲を聴きました。色んなことが思い出されて、少し涙が滲みました。
「記録より記憶に残る歌手」。
これからもずっと語り継がれて行くミュージシャンだと思います。




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