ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

漢達の輓曳競馬

2017-04-16 09:00:33 | 2017年
15日、「漢達の輓曳競馬」という舞台を観てきました。ほとんどばんえいは出てこない話だというけど、タイトルだよ?!パンフレットに「サラブレッドだけが、馬じゃない。」とあるし、何かの比喩なんだろうけど、そのくらいの存在感が逆にそそる。どこでさらっと出てくるのかのわくわく感。
最近、ばんえいが文化的作品のモチーフになることが多い。三貴哲成さんの「輓馬 GO BANG!」(超名曲)しかり、主催者の知らないところでばんえいが話題になるというのは、その言葉が一般的に意味を持ち始めている証拠。売り上げup、テレビ取材、映画、ドラマ。どれもすごいけど、このことが1番すごいと思う。

会場に行くと道東の生産者さんがいて笑う(札幌で用があったらしい)。でもばんえい的人間はうちらだけっぽい。東京公演もすごく評判が良くて楽しみ。
内容は、落ちぶれた40前半の男2人がぶつかりあい、最後には前へ踏み出す、という笑えて切なくて、俳優さんが魅力的な舞台。同世代すぎて胸が痛い…こんなふうにもがいてる同級生いるんだろうなあ(ToT)
ダメ男がばん馬を思い前へ進む、というと雪に願うこともそう。ばんえいにはそんな力がある。ばんえいは話の中で、ほんのちょっと。最後に、ばんえいファンだけが気付く、連想させる言葉が出ます。終わってから、2人の中年(とはまだ呼びたくないなー)の新しい一歩と輓曳競馬が重なる。
帯広でもぜひ! と思うけど、ばんえいのシーンが全くないから変に期待させちゃうかな。むしろ私と同世代、アラフォー世代に観てほしい。で、ばんえい競馬って……と想いを馳せ、ぜひ帯広に来てばんえいをじかに見てほしい!

舞台って久々。札幌にいた時も結局見ることがなかったな。今回は「道産子男闘呼倶楽部」という北海道出身者だらけの劇団。アフタートークを聞くと演劇界では北海道出身者が活躍しているみたい。照明とかに感動し、全く知らない世界だけど演劇ってすごく札幌でも盛り上がり、レベルも高いのかなーとか感じました。
競馬が舞台といえば吉富隆安がモデルだと思われる「そのまま!」も面白かったなぁ。


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