ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

GWの非開催日

2024-05-05 10:08:34 | コラム
5月3日金曜日は走路開放だった。
再検に古馬の練習、このあたりから新馬戦や能検を控えた2歳馬も出てくる。

ゴールデンウィークで人が多い日の金曜日。昨年のことを思い出した。
競馬は土日月だという情報があっても観光客は競馬場に来る。警備員は開催日ほどいない。
レースがないはずなのに馬が出てきたので、馬がいる!と嬉しくなり人は走る。観光客もぞろぞろ。
2歳もいるのにヒヤヒヤ…

言いたいことは身近な担当者に伝えるようにするが、この時はさすがに上に電話した。
他からも声が上がったのだろうし、それから1年、走らないように、という看板や防止柵はできた。
でもまだ、常連ファンが注意している状況(看板があることで注意はしやすくはなった)。
警備員さんも大変だなと思って見ていますが…

どうするのが一番良く、競馬ファンが楽しめるままでいられるのか、ここ最近ずっと考えている。
パイロンを立てて人と馬を離すのは簡単だ。
常連ファンは理由はわかっているし受け入れるけれど、アナウンスなしに突然遠ざけられるのはダメージだし、
そのダメージは競馬自体をファンから遠ざける。それを避けたいが理解されにくい。

私が中央競馬を始めたころは、初心者対応に力を入れ、コアファンへの対応が冷たいと感じることがあった。
そのことは何度か話題にもなったし、主催者もファン出身が増えたこともあって、
今ではかなり対応が進んでいるように見え、さすがだなと思う(ファンの友人にそう伝えると、まだまだだというが)。

自分らを大事にしろと言っているのではなく、既存ファンを大事にしてほしいのはマーケティングにおいて有効だと思うから。
ここ最近コアファンの芽が育ち始めているのをものすごく感じるから、
ちょっと先輩である私たちは、彼ら彼女らを悲しませることがないようにできれば、と思う。

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