ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

ちくだい馬フォーラム2024

2024-10-14 21:28:17 | コラム
12日は念願のちくだい馬フォーラムへ行ってきました。

この週は通常、草ばん馬で道南に行っているから行きたくても見られない。今年はナナカマド賞があってばん馬に行けないので、やっと行ける!

帯広畜産大には馬術部のほかに、馬事普及を目的としたうまぶと、障害者馬術を行うClip Clopという馬関係のサークルがあります。
コロナで行けない間に、マウンテンランプ付きの馬場など新しい施設ができていてすごい!
3サークルによる手作りグッズもいろいろ売っていました。
馬の骨格標本もありました。


6月に新設された馬術部の厩舎も見学させていただきました。
以前の厩舎は昭和18年築で趣があり、映画銀の匙でも使われました。これはこれでいいなぁ…と思いますが、新厩舎の馬房は1頭あたりが広くなり、掘られていないので掃除がしやすい、自動で水が溜まるなどかなり便利になったそうです。
今後は覆い馬場もできるそうで、さらなる活躍を期待しています💪

畜大馬術部の馬術ショーでは、アルフレードとヤマニンバルーシュ、ウマ男?が登場しました!
アルフレードは各種大会で活躍中!俺様な性格らしい。
バルーシュは終わってから埒沿いに歩いて見ている客にご挨拶!
ウマ君頑張りました!

入口で行っていた、二足歩行のウマ2人?が引くおもてなし馬車も見たかった……

後半は場所を移動して講演会。覚書もかねて

JRA日高育成牧場副場長 大村一氏
「サラブレッドのパワーは何馬力?」
細かい研究結果から導かれた結果、15馬力と。運動学についての興味深い所見を解説いただきました。

「九州の日本在来馬について」
獣医/乗馬インストラクター 吉原知子氏
対州馬、トカラ馬、ホースセラピーについて研究されていて、久しぶりに北海道和種馬以外の在来馬の話を聞きました。「使うために増やす」に変えていきたい、と。

「体外受精による在来馬の生産技術確立に向けて -帯広畜産大学による先端技術研究の紹介~」
帯広畜産大 南保泰雄教授
南保先生はここ最近の畜大の馬にかかわるプログラムや体外受精についての話でした。畜大の馬授業いいなぁ〜。卵子への顕微授精の動画は見ながら緊張したよ!

ばんえいが帯広の単独開催となったころの畜大は、馬の研究室が少なく(素晴らしい先生はたくさんいますが)、畜大なのに……とそこだけが残念だった。
2013年度から「ちくだい馬プロジェクト」がスタートし、ここまで発展!
ばん馬たちも畜大に大いに助けられていて本当にありがたい存在です。





















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第30回馬の絵作品展

2024-10-12 09:20:31 | コラム
大好きな、馬の絵作品展を見に鹿追町民ホールに行ってきました。
応募された小中学生の全作品がある。子どもたちの描く絵は本当に楽しい。


ここ数年は、独創的で、メルヘンチックな作品が増えたように思う。型にはまらず、想像力や新しい情報を組み込まれていて面白い。
また、以前は「先生が提出に積極的」な学校に偏っていた印象だったが、学校名、地域も幅広くなった。美術を学ぶ生徒が積極的に挑戦しているのかな、と思う。
とはいえ、数がずば抜けているのは栗東の小中学校。帯広も出してくれたらなぁ…と思う。
中学生は、苫前と初山別の生徒たちの表現力が素晴らしい。それは自身の作品でも馬がよく登場する梅原賢伸先生が指導しているからだろうが、どうやってここまで描けるように教えているのか…すごい…
相馬、今治、甲賀と馬の祭りがある地域からもちらほら。

栗東からはゼッケンを付けた競馬もあれば、乗馬(自分が日々乗っているのがわかる絵)も。海外競馬も増えてきたのが時代だなぁ。そして、なんと栗東市の小5がばんえいを書いてくれた!!ばんえいのレースは2作品あって、もう一つも札幌の小5。道新帯広支社長賞でした(笑)
音更の子は、帯広競馬場を列車や車と並べて描いていて、地下競馬場なのかな…想像力が豊かでおもしろい!
中標津の子が瓜幕のたかこを描くなど、場所に限らず好きな馬を描いている。北海道への憧れや、開拓をあらわした馬(トラクターとの対比、ゴールデンカムイぽい)も。そしてオリンピック馬術も3件!
馬を描くときにネックになるのがモデルなのだろうけど、北海道に関してはその場所も増えてきていると絵から感じる。
 
各地にいろいろな馬がいて、いろいろな馬とのかかわり方があることを子どもたちの絵が教えてくれる。幸せそうな馬の表情にうれしくなる。たまに、心の中のすごい光を感じる作品があって、ドキドキする。
 

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