ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

2020年7月19、20日のつぶやきについて 旭川記念のこと

2020-07-21 21:33:30 | 2020年
旭川記念のあと、わたしはこうつぶやいていた。




それについて説明のツイートを20日にした。




長文になったのでInstagramに載せた文を、こちらでも紹介します。

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旭川記念後、地元ファンのツイートが騒々しかった。私も思わずつぶやいた。それは、このようなことがあったからでした。

ミノルシャープの島津新騎手は重賞4勝目。前回北斗賞は無観客だったから久々のファンの前での重賞インタビューとなる。
ファンもカメラもインタビュアーも表彰台の前で待っていたが、インタビューは行われなかった。アナウンサーが探しに行ったけれど、島津騎手は最終も騎乗していたから、間に合わずスタート地点へ移動してしまった。
優勝騎手は、表彰台でのインタビューの後に報道向けリモート取材だった。そこが混乱の理由だったのかもしれない。最終後表彰台でやりましょう、と言ったけれどうまく伝わらなかった。結局リモートでの取材が終わったころ、最終後も表彰台前で待っていた競馬仲間たちが戻ってきた。

どこでも地元のファンって、口には出さないけれどそれぞれストレスに感じていることってあると思う。今回はコロナ前からずっと溜まっていたものがここでどかんと爆発した感じ。
誤解してほしくないのは、コロナ対策に対して文句を言っているわけではないということだ。
私の周りの競馬仲間は心優しい人ばかりだ。それでも怒り、泣き、呆れていた。
島津ファンにとっては、ようやく目の前で見ることのできる重賞インタビューだったのに。
実はこれまでの取材では、同様のパターンが何度かあった。ファンの前でやってほしくなかった。
次回はきちんとしてね。というしかないが……。

ファンの怒り、悲しみ、涙を見ているか。
文句を言わない人は離れていくだけだ。

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こういうことって気持ちだけ先行して事実がわからなくなることがあるので、この日のことをあらためて。

・パドックで口取り撮影。報道(いつもどおり勝毎さんと私ら夫婦の3人)用にコーンを立てていただいた。ありがたい。でもファンは撮影できなかったみたいなので、ファンの撮影に誘導すればよかったと反省。
・撮影が終わり、馬、関係者、スタッフがパドックから出て事務所方面へ。
・表彰台ではカメラ(2人)が騎手インタビューの準備。ファンも待つ。誰も来ない。
・ばんスタの調教師インタビューを終えた大滝アナウンサーが表彰台に戻ってきてカメラの準備。
・誰も来ない。
・大滝さんが騎手やスタッフを呼びに行く。
・(嫌な予感)
・来ないみたい…と大滝さん。騎手を迎えにきたバスが到着。もうだめだ。ファン落胆。「珍しいものを見られたってことで」とおっしゃられていたファンの方がいましたが、怒っていいところだと思います。「大滝さん実況戻って!!」と言ってみんなで見送る。
・広報スタッフが「インタビューなくなりました」(調教師のリモート取材への誘導)。私「ファン待っているんだから。最終終わってからでもいいから、ここでやるよう伝えて」。と言いましたがその後行われず。私がかえって期待させること言ってしまったから最終後にみんな待ってしまった。すいません。


何度も言いますが誤解してほしくないのはコロナとは関係ないってことです。
大変な時期なのは理解していますが、それ以前の問題。できるだけきついことは言いたくない時期でありながらも、これはない、というレベルの出来事だったんです。
何かしてほしいわけでも、見返りがほしいわけでもない。ただばんえいが好きなんです。みんな。

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まだまだ頑張りましょう

2020-07-09 20:37:30 | 2020年
2月29日から無観客競馬が始まって、翌日のチャンピオンカップはメディアもNGで、3月7日のイレネー記念の取材で久々に競馬場に入場したとき、少し泣きそうになった。早くみんなにもこの気持ちになってほしいと思ってから4ヶ月弱、ようやくその日が近づきつつある。

少し前に帯広で患者が出たとはいえ、気をつけながら動き出している雰囲気を感じている。タクシーの運転手さんは平日は減った、というけれど、最悪のときに比べたら。

11日は管内、道内でさまざまなイベントや店、施設がひっそりとスタートする。

十勝は比較的慎重な人が多いようだ。もちろん個人差はあるけれど。
初めて知った。「実は十勝人真面目なのかなぁ。知らなかった」と笑い話。
マスクをしていないのは観光客くらい(しかもその観光客はとかちむらに多いのだけど)。私の周りだけなのか。仕事で管外に行っても遊びに行った人の話は聞いたことがない。周りの目を気にしがちなのかな。だからこそ言ってないだけなのかもしれない。
なので、十勝にマスクしないで遊びに来ましたー。なんて人がいたらかなり白い目で見られるよ。

ばんえいが早かったのは、生観戦に重点を置く競馬だからだろう。それと帯広はいつも英断が早い印象。過去もいくつかの災害後に競馬を行い経済を動かしてきた。「早すぎないか」とも言われたが、結果間違いではなかった。その点はほんとすごい。
「競馬場は危険」「だからやっぱり」と言われないよう協力しなくてはならない。

私も取材とふれあいの馬たちへの挨拶が終われば帰るつもりだ。
さきほども書いた通り今週土日はイベントが多くて忙しい。開門間に合うのか!
馬券はなぁ、ネットで買うべきなんだろうけど本場に入れたい思いもある。悩ましい。買い足すのはネットw
「大声での声援はお控えください」ということはヤジはいいんですかw

慎重な日々は続く。
帯広への交通費は、十勝の美味しい食べ物、楽しいイベントを心置きなく楽しめるときに使ってほしいなと思う。
今来るのはもったいないと心から思う。
まだまだ頑張りましょう。

開場についての案内ページ

※当初、久しぶりに競馬場に行ったときのレースを「ポプラ賞」としていましたが、実際にはイレネー記念でした。7日だけなのに2週間くらい離れていた気でいたからか(言い訳)。失礼いたしました…

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馬ありて 配信が14日までです

2020-05-14 00:43:29 | 2020年
馬文化を描いたドキュメント映画「馬ありて」。
14日まで、って今日までですが、動画配信サービスの「アジアンドキュメンタリーズ」で配信されています。

馬ありて 【日本初配信】 | アジアンドキュメンタリーズ

※5月14日が配信終了日です。単品でのご購入の際は、視聴期間が7日間に満たないことをご了承ください。2019年製作/日本/作品時間88分北海...

アジアンドキュメンタリーズ

 


美しいばんえいの朝調教風景も流れます。
このとき、笹谷監督と初めてお会いしたと思います。映画、どうなったかな、と思っていたところ昨年公開。
それでもなかなか帯広に来ず……3月、ようやく上映される!! と楽しみにしていたところコロナ禍で中止になりました。
今回このようなかたちで見られたことがとてもありがたく、嬉しいです。

ばんえい競馬に若馬をデビューさせる馬農家。牧場から競馬場でデビューするまでの、いろいろな“初めて”。
馬喰の日々に、ポニーばん馬。
馬搬と馬生活、チャグチャグ馬コ。オシラサマ、馬信仰。

これらのシーンはわたしも日々追いかける「伝えたいこと」であるのだけど、心に訴えかける伝え方って、なんなんだろう、と感じました。
そして、ポニーばん馬の面々を見てたら懐かしくて、ああーー早くこの人たちに会いたい!! と思いました泣
懐かしい人たちもたくさんいたなぁ。

昨日ようやく見たのでお知らせが遅くなってしまいましたが、多くの方に見ていただきたいです。
今後どこで上映されるかもわからないのでこの機会にぜひ!

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