ばんえい本紹介シリーズ。
以前まとめて紹介してから出版されたものや、紹介し忘れとかが出てきたのでご紹介します。
サラブレッド中心の競馬本に1章ばんえい、となるとキリがないから紹介していなかったのですが、今後やっていこうと思っています。
「馬のいた風景」(斉藤俊彦、中西出版、2014)
江別市史を編纂していた著者による、江別の馬について記した本。
馬橇に馬車、草競馬に草ばん馬、馬の仕事と、馬だけの郷土史をここまで丁寧にまとめられたとは!!
これが全市町村あれば…と思う。今後馬の歴史を調べていく際にバイブルとなる本だと思います。
馬との日々が伝わります。
「土に贖う」(河﨑秋子、集英社、2019) 「うまねむる」
「颶風の王」で三浦綾子文学賞とJRA賞馬事文化賞を受賞した著者による7編の短編集。
そのなかの「うまねむる」は江別の蹄鉄屋に生まれた主人公が見た、働く馬、馬の死、弔い。馬と生活するってこういう日々なんだと胸にしみます。
別海出身の河﨑さんの作品は、北海道の開拓から昭和までを伝えてくれて、開拓者すげぇ…ってなります…。
「会報 はたらく馬」
「はたらく馬協会」の会報です。全国で馬耕や馬搬、駄載などを行っている方の話が掲載されています。
以下は、これまでテーマで紹介していた写真集、漫画、鳴海さんに追記していたものを再掲します。
「輓馬 —BANEI KEIBA—」
2019年に発行された、 とかち帯広観光大使であるカメラマン、山岸伸さんの3冊目となるばんえいの写真集。グラビアアイドルを中心とした写真集は400冊を超えているそうで、その中のばんえい、貴重ですね。
漫画はまだ知らない作品がたくさん眠っているかもしれません。今年2月に追記しました。
「ケンよ 私の心に」(久木田律子、りぼん1976年11月~1977年2月)
Twitterで話題になり、知りました。馬主協会のホームページからダウンロードできる、
「ばんえい DRAFT HORSE No.7(1977年4月)」48、49ページで紹介されています。見逃してた…
ここにある内容を読むといかにも昭和な……祖父母に引き取られたヒロインひろみがばん馬のケンと出会い、成長していく話…だと思うのですが、かなり重いもの引きずってる小学生だ……
ばんえいについて、丁寧に紹介されています。ケンの調教をつけるおじいさんに「やめて!ケンをいじめないで」というひろみ。おじいさんは「ばん馬にとってこんなソリをひくことくらい何でもない。もともと荷馬車や材木を引くようにできている馬。こうすることによって体も鍛えられ力がつく」と説明しています。
そして「一年中一緒に働いてきた馬と人間が一心同体になって楽しめるレースなんか他にあるか?」と、キラキラした表情で魅力を語ります。こんなオヤジいるww
いろんな部分で、ばん馬の本質をとらえているように感じるので読んでみたい作品です。
DRAFT HORSEを読むと以下の漫画もありました。
「ばんばの無法松」(作者不明、特集漫画1976年10月号、日本文華社?)
東京から来た雑誌記者と豪快な騎手「松」との出会いと恋物語。
こちらも2月に追記。鳴海さんのばん馬三部作の最終話。
「14歳、夏」(徳間文庫、2021)
ばん馬三部作の最終話。ということで、ダイチと楓子も、矢崎元調教師も登場。2008~10年に連載していた「家族ばんばん」を、東日本大震災もあったことから大幅に改稿したものだそう。
草ばん馬のシーンもあり。経済動物と命について考えさせられる。舞台は2008、09年だけど最近とだぶるシーンも。
何度も有楽町のジンギスカンが出てきて、食べたくなります(笑)。
以前まとめて紹介してから出版されたものや、紹介し忘れとかが出てきたのでご紹介します。
サラブレッド中心の競馬本に1章ばんえい、となるとキリがないから紹介していなかったのですが、今後やっていこうと思っています。
「馬のいた風景」(斉藤俊彦、中西出版、2014)
江別市史を編纂していた著者による、江別の馬について記した本。
馬橇に馬車、草競馬に草ばん馬、馬の仕事と、馬だけの郷土史をここまで丁寧にまとめられたとは!!
これが全市町村あれば…と思う。今後馬の歴史を調べていく際にバイブルとなる本だと思います。
馬との日々が伝わります。
「土に贖う」(河﨑秋子、集英社、2019) 「うまねむる」
「颶風の王」で三浦綾子文学賞とJRA賞馬事文化賞を受賞した著者による7編の短編集。
そのなかの「うまねむる」は江別の蹄鉄屋に生まれた主人公が見た、働く馬、馬の死、弔い。馬と生活するってこういう日々なんだと胸にしみます。
別海出身の河﨑さんの作品は、北海道の開拓から昭和までを伝えてくれて、開拓者すげぇ…ってなります…。
「会報 はたらく馬」
「はたらく馬協会」の会報です。全国で馬耕や馬搬、駄載などを行っている方の話が掲載されています。
以下は、これまでテーマで紹介していた写真集、漫画、鳴海さんに追記していたものを再掲します。
「輓馬 —BANEI KEIBA—」
2019年に発行された、 とかち帯広観光大使であるカメラマン、山岸伸さんの3冊目となるばんえいの写真集。グラビアアイドルを中心とした写真集は400冊を超えているそうで、その中のばんえい、貴重ですね。
漫画はまだ知らない作品がたくさん眠っているかもしれません。今年2月に追記しました。
「ケンよ 私の心に」(久木田律子、りぼん1976年11月~1977年2月)
Twitterで話題になり、知りました。馬主協会のホームページからダウンロードできる、
「ばんえい DRAFT HORSE No.7(1977年4月)」48、49ページで紹介されています。見逃してた…
ここにある内容を読むといかにも昭和な……祖父母に引き取られたヒロインひろみがばん馬のケンと出会い、成長していく話…だと思うのですが、かなり重いもの引きずってる小学生だ……
ばんえいについて、丁寧に紹介されています。ケンの調教をつけるおじいさんに「やめて!ケンをいじめないで」というひろみ。おじいさんは「ばん馬にとってこんなソリをひくことくらい何でもない。もともと荷馬車や材木を引くようにできている馬。こうすることによって体も鍛えられ力がつく」と説明しています。
そして「一年中一緒に働いてきた馬と人間が一心同体になって楽しめるレースなんか他にあるか?」と、キラキラした表情で魅力を語ります。こんなオヤジいるww
いろんな部分で、ばん馬の本質をとらえているように感じるので読んでみたい作品です。
DRAFT HORSEを読むと以下の漫画もありました。
「ばんばの無法松」(作者不明、特集漫画1976年10月号、日本文華社?)
東京から来た雑誌記者と豪快な騎手「松」との出会いと恋物語。
こちらも2月に追記。鳴海さんのばん馬三部作の最終話。
「14歳、夏」(徳間文庫、2021)
ばん馬三部作の最終話。ということで、ダイチと楓子も、矢崎元調教師も登場。2008~10年に連載していた「家族ばんばん」を、東日本大震災もあったことから大幅に改稿したものだそう。
草ばん馬のシーンもあり。経済動物と命について考えさせられる。舞台は2008、09年だけど最近とだぶるシーンも。
何度も有楽町のジンギスカンが出てきて、食べたくなります(笑)。