ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

2024下半期記事紹介

2024-12-31 16:59:32 | 更新情報
いろいろと書いた記事をご紹介。
ちゃんと仕事していますアピールです。

北海道新聞十勝版「サタデーBANBA」
道新デジタル「ビバBANBA」はもう1人の記者といつも書いてます。

ばんば牧場便り【 Vol.060 】ブチオがいる音更町のメグミファーム
ばんば牧場便り【 Vol.061 】第53回十勝総合畜産共進会
ばんば牧場便り【 Vol.062 】ヒカルファンタジーがいる坂脇牧場
ばんば牧場便り【 Vol.063 】コウウンリキがいる標茶町・板鼻さんの牧場

オッズパークインタビュー
中村 太陽 騎手(ばんえい) 
西 謙一 騎手(ばんえい) 
鈴木 恵介 騎手(ばんえい) 
「鈴木恵介のハミ」の話は私も感動…

うまレター8月号 ばんえい十勝NEWS
バックナンバーから見てください。ばんえい競馬NEWSは数回に1回あり、私は久しぶりに担当しました。

馬ライフ「The Live Horse」2024年12月号
西埜馬搬さんの馬搬を写真とともに紹介しています。


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帯広の映像アルバム

2024-12-31 16:06:41 | コラム
11月にNHKで放映された「あなたの町の映像アルバム ~帯広編~」
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/lreport/articles/300/153/58/
覚え書き。

帯広の近代の映像なのですが、半分くらい馬が出てきたように思います。
十勝の歴史は馬の歴史だとあらためて思います。
まずは一番古い昭和初期の映像。「十勝大観」という十勝毎日新聞社が制作した映画で、豆を脱穀する「どんころ」を馬が引く。どんころの後方に人が乗りながら馬を操っていました。

そして十勝の畑(馬の力を使う)、馬市場、それにともなう馬宿、草ばん馬の映像も出てきました。草ばん馬は1971年。どこだろう…。
ばんえい競馬の映像もあり、1983年は金山騎手や山田騎手、水上騎手の勝負服が!山田元調教師、ハンサムでしたね。存続運動から帯広単独開催の開幕までがあり、もうこのころの話も一つの歴史です。

街中で石炭を運ぶ馬の映像は1962年。学芸員さんによると石炭を運ぶ姿が、写真や動画で見る最後の馬車だということでした。

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家畜への思い

2024-12-30 16:48:17 | コラム
サラブレッドからばん馬を見るようになり、以前より牛が気になるようになってきた。
もともと牛の絵や物語が好きだったがより身近になった。
馬と牛との兼業農家が多く、市場に行くと種牛のパンフレットがあるし、一緒に共進会を行うこともある。和牛の場合は?乳牛の大変なところは?
北海道、十勝に住んでいるからというのも理由だろう。
なにより、出荷がサラブレッドより身近になったからだ。

清水町図書館で12月に行われていた、洞内由紀子さんによる水彩画と鉛筆画展「私の『願いの叶う本』」を訪れる。
町内で酪農業に従事しながら牛の絵を描く洞内さんの優しい絵とストーリーがとても好き。
「願いの叶う本」は、丸本大悟さん作曲のマンドリンアンサンブル。「貸す」ことで、「貸した相手」の願いが叶う本をイメージして作られた曲だそう。検索して聴くと、マンドリンの響きが優しい曲調で、洞内さんの描く優しい牛たちへの思いが包まれていくよう。
絵からは、日々優しく、強く、繊細に家畜と向き合っていることが伝わって胸を打たれる。牛も五線も色合いが素敵でずっと見ていたい…

洞内さんのコメントより。
 殺さなくてはならなかった悲しみを
 憶えていられる幸せを
 この曲の力を借りて表現したいと思いました
 「優しさ」のかけらもないままに

優しさとはなんなのか。
家畜への優しさとは、どうあるのがいいのか。

実際に家畜にかかわり、育てる人へのリスペクトとともに、
少しでも思いを受け取って共有できればと思っている。

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馬具製作実演~ガラについて

2024-12-18 20:57:29 | コラム
8月のばんえいグランプリの週に、馬具製作実演が行われました。
中村鉄工さんと、旭川の福森浩さんです。中村さんはきれいな背吊りや呼び出しでおなじみ。
この日は、ガラを作っている旭川の福森さんにいろいろと話を伺いました。

福森さんは、ホワイトキャップなどを管理していた元調教師です。
中に入っているクッションは稲藁。今は藁を細かくすることが多いので、切られていない状態はなかなか手に入らず、地元や宮崎産を使っているそう。宮崎は、鰹のタタキで使うため用意されているそうです。

籾殻は結構大きな袋で片方分。写真では、ガラに隠れ、椅子の横にある袋がそうです。
写真にある、軽くて小さめのガラ(2尺2寸)で870グラムだそうです。入れては棒で突きを繰り返し、ちょうど良い硬さにしていきます。

蕎麦殻でも試したけど固まらず、麦(海外の馬車用などに多い)だとばん馬の力には耐えられない。結局稲がいいそう。
「先人の知恵だわ〜!」と何度もおっしゃられていました。
皮は水で少し濡らして作業します。サランラップの芯や綿棒の入れ物などを活用していました。

福森さんは、同じく旭川で馬具を製作していた大河内(おおこうち)さんの形見の道具で籾殻を詰めていました。十勝馬具の鵜沼さんにも話を聞いて勉強したそうです。
私がばんえいを見始めたころは馬具屋として、鵜沼さん、大河内さんの名前をよく聞きました。

昔は士別や富良野、北見で作っている人がいて、士別は「士別がら」と呼ばれ人気だったそう。「柔らかくて1回そりをかけたらすぐなじむ」といい緑色が特徴だそうです(今も緑はあるけど全て士別というわけではないはず)
富良野の「とらや」も好んでいた方がいるよう。それぞれオリジナルの型や作り方があって、調教師らは好みを選んでいたようです。

一部Twitterに載せました。動画もあります

久しぶりのブログ。毎週書いてみよう、と思い立って2週で止まってしまった笑
いろいろ書いてはいるけど精査ができてない。マイペースでいきます…
ということで、今回は少し前のことを覚書として載せました。

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1996年以来のオークス制覇

2024-12-07 11:46:27 | コラム
第49回ばんえいオークスは、菊花賞馬スマイルカナが単勝1.0倍の人気に応えました。

鈴木邦哉調教師は、2度目のオークス制覇。前回はというと1996年9月の岩見沢でダイフジオーカン!騎手は鈴木勝提!
知らない~。翌年のノースウエーブが古馬になったころにばんえいを見始めた(結構好きだった)。
というか1996年というとサクラローレルが春天と有馬勝った年だから競馬自体始めて間もない頃。

邦哉調教師は菊花賞も今回も、遠征先でレースを迎えました。「人気あるうちにやらないとだめだ」とハクウンリューを連れ、以前と変わらずばんえいPRに務めます。そのような徳が巡り巡っていると思います。
2着はカフカ。小さなころから見させていただいた馬で、今年に入ってからの成長ぶりに驚くばかり。小さな体でこれだけの重量を引き、結果を残すとは…!
4着のイワキエンジェルは谷あゆみ厩舎、今井千尋騎手でオークスに臨みました。 牝馬レースを女性コンビで、というのは華があります。生産の三浦さんはご夫婦で馬にかかわっておられますが奥様が生産者で登録されています。
媒体があればしっかり紹介したかった馬たちなので、またチャンスがあればいいな。

今回口取り写真の時、結構強く「人間こっち向いて」と言ってしまいました。たまに馬以上にきょろきょろする人がいます。耳立て用意しようかな!
一度きりの、大事な記念勝利。あとで写真を見て、横向いてたりしゃべってたりする人を見つけて、ああ…と何度後悔したことか。
知らない人だし別に私はどうでもいいんですけどーー。でもでもー。
もう後悔したくない。うるさいと言われても私は注意し続けますよ!
記念写真の間だけ我慢してね~ちょっとでちゅよ~ というかこのことは全体で徹底させたい…

その日の10Rはばんえい甲子園最終戦、北見産駒特別。
アバシリタカラコマが勝利しました。
10番目のアバシリタカラは出走しませんでしたが、2頭のみのトレジャーハンター産駒の活躍が素晴らしい。馬体もほれぼれします。

1日は金沢のハクサンアマゾネスが中日杯に出走しました。
重賞25勝でオレノココロに並んでいて、勝てば新記録を樹立して引退、という予定でしたが2着。
勝ち続けるってものすごく大変なこと。楽に勝ち続けているように見えるメムロボブサップだって、その裏には調教師や騎手、厩務員がすごいプレッシャーを抱えて日々調整しているのだと思います。

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