先日、いきなりニュースで津波の警戒報道があった時、私はてっきりどこかの国で大地震が発生したのかと思った。
それが国内の大地震であった場合は、すぐにもっと現地の生映像が流れるはずだし、アナウンサーの現地取材や、現地人のインタビューや様子が流れるはずなのに、いっこうにそういう映像が流れないので、大地震があったのは日本ではなく、どこかの国だと思った。
だが、津波は大地震が原因ではなく、火山の噴火によるものであるのがわかった。
なんでもその火山はトンガの近くの火山らしかった。
だが、トンガの映像は中々流れてこなかった。
ただ、なんという名前の火山が爆発したのかはわかった。
その火山の名前がかなりインパクトのある名前で、「フンガ・トンガ・フンガ・ハアパイ火山」だという。
トンガのフンガ?
しかもフンガが2回もでてくる名前。
さらに調べると、その火山は「フンガトンガ島」と「フンガ・ハアパイ島」の2島が、その火山爆発によって大変なことになったらしい。
ともかく私にとってはフンガトンガフンガの言葉の並びが強烈で。
どんな意味があるのか気になり、調べてみた。
すると、そもそも「トンガ」というのはポリネシア語で「風下」という意味らしい。
さらに「フンガ」の意味も知りたくて調べてみたのだが、現時点では「フンガ」の意味はわからなかった。
多分、現地の歴史の中では何かしらの意味はあるのだろうが・・・。
なにせ「フンガ・トンガ島」「フンガ・ハアパイ島」と、ふたつの島の名前に共通して「フンガ」という言葉が出てくるぐらいだから、そこに意味がないとは思えない。
トンガが「風下」を意味するなら、フンガトンガは「フンガの風下」あるいは「風下のフンガ」・・ということなのだろうか。
もしや、フンガという地名の場所があるのかな? それとも、フンガに伝統的な意味合いがあるのかな?
とりあえず、「フンガ・トンガ・フンガ・ハアパイ」の響きはインパクトがあった。
昔「トリビアの泉」という番組で、「ニャホニャホタマクロー」という人名が話題になったことがあったが、フンガトンガフンガは私にとって、それ以来のインパクト。
この火山の爆発は遠く離れた国にもかなりの影響を及ぼした。
日本はもちろん、アメリカのカリフォルニアにもかなりの影響が出たし、トンガの近くのニュージーランドやオーストラリアにも影響はあったはず。
だが、なによりトンガ国そのものの被害は・・・筆舌に尽くしがたいものがあるのではないか。
通信手段が遮断され、なおかつ15メートルの津波が来たなんて、尋常ではない。
日本人は東日本大震災の時に来た大津波の恐ろしさは強烈に脳裏に焼き付いている。
トンガの場合、火山島がなくなってしまうほどの天変地異だったようだ。
恐ろしい。
現地の様子のはっきりした現状が中々入ってこなかったのだが、それだけに余計怖かった。
現状報告すらできない状況だったのかもしれないから。
その後どうなっているのだろう。
世の中には毎日色んな事件があり、トンガに関する報道も日々減ってゆくのかもしれない。
でも何かしらトンガの新たな状況がわかる情報が入ったら、メディアはしっかり報道し続けてほしい。
トンガという国は、大変な親日国であることを私は知っている。
だが、申し訳ないことに、それ以外は私はあまりよく知らない。
とりあえず、大変な親日国であるということはありがたいし、嬉しいことだ。だから私も好感を持っている。親日国を嫌いにはなれない。好意を持つことはあっても。
なので・・・トンガが一刻も早く復興してくれることを心から願いたい。
そして・・いつかトンガの人と話す機会があったら、フンガの意味を聞いてみたい。
早くそういう穏やかな日が親日国トンガに訪れますように。
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