それにしても・・・最近の使い捨てライターの固いこと、固いこと。
家に残ってた、古い使い捨てライターと比べてみると、その使いやすさや固さの違いは歴然としている。
今の使い捨てライターは、片手で火をつけようとすると、相当な力を入れないと火が付かない。
まあ、子供の火遊び防止のため・・ということは分かっている。
分かってはいるのだが、・・・やはり固い~。
火遊びというのは怖い。
放火にもつながる。
火事の怖さは私は私なりに分かってはいる。
というのは、私が子供の頃・・・親の出店した店が、隣の店から起きた火災で、焼失してしまったことがあるからだ。
今でもその時の様子はよく覚えている。
その時に店にはジュークボックスがあったのだが、火が消化されて、焼け跡に行った時に、ジュークボックスの中にあったレコードを私は家に持ち帰ってきた。
持ちかえってきたレコードには、火事の匂いが染みついていた。
そのレコードは今でも我が家にあるが、驚くなかれ・・・レコードに染みついた火事の匂いは、今も残っている。
その匂いをかぐたびに、私は火事の怖さを思いだす。
その火事は、隣の店の不注意からであったが、もしも子供が遊び半分でライターで火をつけたものが燃え広がったとしたら・・・やはり、あまりに手軽に火をつけられる道具には問題あり・・とは思う。
となると・・・やはり、この固いライターでも仕方ないのかなあ。
指や手を怪我してて指や手に力を入れられない時などは、やはり・・・不便ではある。
お年寄りの中には、こういうライターで火をつけられない人もいるらしい。
例えば線香に火をつける時など。
どうしてもというのであれば、使い捨てライターとは別の着火器を使ったほうがいいのかもしれない。
そういう着火器なら、サイズの問題もあって、気軽に持ち歩くというわけにもいかないだろうしね。
この固さに関しては、おそらくメーカーのほうにもクレームみたいなものが行っているかもしれない。
でも、どうしようもない部分もあるんだろうなあ。
何でもモノは使い方だね。
使い方次第では良いものになるものもあれば、悪いものになってしまうものは・・・多いいからね。
そういや・・・古い漫画「鉄人28号」に出てきたロボットたちは、ほとんどが操縦機で動かすロボットたちだった。
だから、操縦者が正義であれば、ロボットも正義になった。操縦者が悪人の場合は、ロボットも悪役になった。
鉄人自体が悪の手先になってしまったこともあった。
あれなんか、「モノは使い方次第で、良いものにもなれば悪いものにもなる」という、分かりやすい例だった。
ライターも同様・・・というわけだね。
ただ・・・・最近もらったライターは、片手では火はつけられないライターで、両手を使わなきゃ火がつかないような作りであった。
そこまでいくと、どうかとは思う。
いくらなんでも、いきすぎじゃないかなあ。