先日、久しぶりに某店に行った。
フォーク居酒屋と呼ばれるスタイルの店だ。
その店に行くのは、どれぐらいぶりだったろう。
最近全然行けてなかったので、オーナーに対して申し訳ないという気持ちがあった。
だから、行きづらくもなっていた。
ちなみに、そういう店は何店かある。
で、先日行った店も、その中の1店だったというわけだ。
私が、平日に飲める機会というのは、一カ月に1回しかない。
その機会を活かし、ネットで知り合った音楽友と行ったのだが、その友にしてもその店に行くのは久しぶりらしかった。
思えば・・何年か前までは、その店が開店してからそれなりのペースで訪れていたのだが、私の仕事のシフトが変わってしまったのが大きく影響して、行けなくなっていたのだった。
先日行ったのは平日。
よく考えたら、その店には、ライブがない時に行った記憶は・・・あまり無かった気がする。
まったく無い・・というわけではないにしろ。
いつも、行く時はその店で行われるライブ目当てで行っていたからね。
平日に行ったその店は、すいており、ライブが行われる時の盛況ぶりとは対照的。
空いてたせいか、静かでもあった。
ライブがある時に行くと、案外客同士で飲んで話して盛り上がる・・ということは難しい。
というのも、ライブが行われる限り、基本的にライブをちゃんと見てあげないといけない。
出演者のためにも。
自分も出演者にはなることもあるので、そのへんの気持ちは分かるから、なおさらだ。
ライブを見てると、どうしても、たとえ知り合いと同じテーブルになっても、あまり話はできない。
だが、ライブが無い時に行くと、しっかり話せる。それもまたいいものだ。
フォーク居酒屋だからして、飲んで興が乗ってくれば自ら歌おうという気にもなった。
その日私は、飛び入りで2回ほどステージにあがり、自作の歌を歌ってみた。
他のお客さんも、ステージでは自作曲を披露していたので、私も自作曲を披露しやすかった。
その日私が歌った歌は、以下の通り。
1回目
1、もっと早く出会えていたら
2、氷点下の砂漠
2回目
1、傷だらけのバンドマン
2、ラッシュアワーブルー(仮題)
どれも自作曲。このうち、「もっと早く出会えていたら」は、友のリクエストで歌った。
「氷点下の砂漠」は、昔数回弾き語りでライブをやった時に、2~3回ぐらい歌ったことがある曲。けっこう地味な曲。時代屋に持ち込んだことはない。
だが、自分としては割と気に入っている部類に入る曲。時代屋に持ち込んでいない以上、この曲を歌うには、今ではこういう機会に歌うしかない曲。
「傷だらけのバンドマン」は、2013年にたった1回だけ時代屋ライブをやった時に披露した曲で、人前で披露したのは、そのたった1回のみ。
だが、その時はあまりお客さんからの反応はなかったので、そのまま封印することも視野に入れていた。
でも、この日歌ってみたところ、けっこう友が気にいってくれたようだったし、オーナーからも悪くない感想をいただいた。
ということは・・この曲を封印するかどうかは、もう少し結論を出すのはのばして、時代屋でもう少しねばってやっていこうかな・・・という気になった。
「ラッシュアワー」は、実はまだ作りかけの曲。完成していない、完成途上の曲。
タイトルすら、まだ本決まりではない状態。
なぜそんな完成してない曲をやってみたかというと、このままこの曲を作り続けて完成させるべきかどうか自分で迷っていたからだった。
オーナーが元々はプロのシンガーソングライターなので、そのオーナーに意見を聞いてみようと思った。
で、歌ってみたところ・・
「もう、ほとんど完成してるようなもんじゃん。曲になってるよ。このまま作りなよ」
との感想。
そういうことを言われると、すぐにその気になってしまう単純な私(笑)。
なのでその歌、いずれ完成させようと思った。
とまあ、けっこう得るものがあった。
やっぱり、たまには行かないとダメだね。人前に出ないと。
自分の中だけの判断だと、どうしても止まってしまったり、あきらめてしまうことがあるし。
曲というものは、誰かに聞いてもらいたいと思って作る以上、誰かの感想というものは、大事。
それによって止まることもあるが、進むこともあるから。