コードには、sus4というコードの種類があるのは、ギターや鍵盤をやる方ならご存知だろう。
つい、手癖のように付け加えて弾いてしまうことの多い響きである。
sus4・・・という表記だけのコードは存在せず、何かのコードにsus4という記号がつくことで、そのコードは通常のコードとは若干違う響きになり、装飾感覚の強い感じになる。
もちろん、どんなコードにもsus4は存在する。
ギターを弾く場合、このsus4は、通常コードに迫るぐらい、装飾音としては頻度が高い。
仮に、sus4というコード名を知らなくても、いつのまにか気づかぬうちにsus4音を加えて弾いてるビギナーも多いはず。
ローコードの場合、sus4で一番遊べるのは、・・・やはりDコードだと思う。
Dのキーの曲で、sus4のつく曲のなんと多いことか。
それこそ数えきれないくらいある。邦楽も洋楽も。
ローコードのDでsus4を加える場合、1弦を弾くことになるので、和音的に一番高い音ってことになり、その響きはけっこう目立つ。アピール度が高い。装飾音が和音の先頭に立つ感じになる。
また、フォーム的に加えやすい、押さえやすいという利点もある。
1弦を解放弦にしたりすることを加えれば、たやすくコード装飾で遊べる。
だから、Dでのsus4が多いのかもしれない。
で、Dの次にsus4を加えやすいローコードというと・・・私個人的には、やはりGだと思う。
ローコードでのGの場合、2弦を押さえることになるので、やや高音よりという位置になり、和音の中に溶け込みやすい感じがある。一番目立つというわけではない音域だが、それなりにやや高めの音域なので、それなりにアピール度もある。
また、Dフォームに負けないぐらい加えやすいし、押さえやすい。
私は、DやGをルートコードとして弾く場合、無意識&手癖のようにsus4を加えてしまうことが多い。
ローコードのEにsus4を加えると、けっこう力強い音になる。
それは、sus4を加える位置が和音の真ん中あたりになるからだ。
装飾音というより、完全に和音の一部として中核をなしている感じになる。
ローコードのAにsus4を加える場合は、G同様に「やや高め」の音域になるので、そこそこ目立つ。
G同様に、和音に溶け込みながらも、装飾音である実感も高い。
ローコードのCにsus4を加えるのは、1弦に加える場合もあれば、4弦に加える場合もある。
私にとっては4弦に加えるほうが弾きやすいので、4弦にsus4を加えることが大半。
そうなると、けっこう低い音域で加えることになるので、安定感や重厚感もある。そんな点は好き。
sus4はギターを弾く人にとって、もっともポピュラーな装飾音ではないだろうか。
色んな人がギターを弾くのを見てきてるが、ローのDで始まる曲をアコギで弾く時は、大半の人がどこかにsus4を加えて弾いてる個所がある。
特にイントロなどで。
そういう意味じゃ、普通のコードフォームに負けない頻度を誇る装飾音であると思う。
今日もどこかで、そしてあちこちで、ギター・・特にアコギで、ローコードを弾く人はsus4を和音に加えているはずだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます