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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「蛍雪時代」というネーミング

2008年05月16日 | 懐かしい系、あれこれ

先日「小学館の学年別学習月刊誌」のことをネタにしたが、今回は「学年別月刊誌シリーズ(←いつからシリーズになったの?)」の後編を書きます。

今回は・・・旺文社の「時代」、学研の「コース」について。


小学校の頃の学年別月刊誌が、小学館の「小学一年生」~「六年生」だとしたら、中学・高校の頃にそれに該当(?)したのが、旺文社の「中一時代」~「蛍雪時代」であり、同様に学研の「中一コース」~「高三コース」であった。


小学館の月刊誌と違い、付録には組み立て付録みたいなものが付かなくなったのだが、最初はそれがけっこう寂しかった。
「時代」や「コース」にはどんな付録がついていたのだろう。今ではもう忘れてしまった。


それと、小学館の学年別学習月刊誌には、けっこう連載漫画があった気がするのだが、中学に入ったとたん「中一時代」や「中一コース」には漫画がいきなり少なくなっていた。
それもまた寂しかったもんだった。
でも、そこには、自分を取り巻く環境や、自分の年齢への世間の見方が反映されてるような気がして、自分が確実に大人に近づいていってるような気もした。というか、それを自覚しなさい・・と言われているようであった。


この「時代」と「コース」という月刊誌のネーミングの件なのだが・・。
学研の「コース」は、中一から高三まで一貫して同じスタイルだったから違和感はなかったのだが、旺文社の「時代」のほうは高校三年の時は「高三時代」という名前ではなかった。
「蛍雪時代」だったのだ。


このネーミングに違和感を感じたもんだった。
何となく、なぜか一気に老けてしまうような気がした。

蛍雪・・・♪蛍の光~~、窓の雪~~ ?

辞書で調べてみると、「蛍雪」とは「苦労して勉学に励むこと」の意味。だとしたら、一気に老け込むのとは意味が違うのにもかかわらず、一気にに老けこむような気がしてたことになる。
いやはや、語感だけで判断するもんじゃないやね(笑)。


「コース」と「時代」を本屋で見比べたことがあるのだが、ページには遊びっぽい記事はほとんど無くなり、受験一色だった。

どちらも同じような内容だったのだが、本の名前が、旺文社のは「蛍雪」という名前でそれまでとは一線を画しているような雰囲気だったので、小学一年から続いてきた学年別月刊誌の終焉という寂しさを感じさせられたもんだった。
「蛍雪」という言葉に「蛍の光」の歌を連想したからね。「蛍の光」は別れの歌であるし。
実際、大学に行ったらもう「大一時代」とか「大一コース」なんて無かったからね。

高校3年生の学習月刊誌には、もう、遊びや息抜きの記事はいけません・・と言われているような気がした。
というか、「遊んでいてはいけません、そんな暇あったら勉強しなさい」と、本から諭されてるような気もした。


当時の私はどちらを買っていただろう。


もう忘れてしまったが、買っていたとしたら「コース」のほうだったと思う。
「蛍雪」という名前にどことなく近寄り難いものがあったからだ。
それは、自分が受験生であるという重圧をヒシヒシと感じさせるものだった。


自分が受験生であるのは、言われなくても分かってる、だから月刊誌の名前で今更のようにプレッシャーを受けたくない・・そんな気分もあった。
それまでと同じように、せめて本の名前だけでも平静を装うように「高三時代」でいいじゃないか・・とも思った。

受験生であるという重圧からも、学習月刊誌の最後であることを実感させられる寂しさからも、一瞬だけでも解放されたいという思いも思った。

だから、買ってたとしたら「コース」の方だったんじゃないかと思う。「高三コース」という名前なら、それまでの延長線にある感じだったからね。「蛍雪」だと、それまでとは明らかに違う・・そんな印象があった。


こういう月刊誌を読んでると、小学校時代の小学館の学習月刊誌の連載漫画や組み立て付録が無性に懐かしく思えたこともあった。
遠い過去のことのようにも思えた。



「小学館の学年別学習月刊誌」のネタでも書いたが、今や本屋ではワンテーママガジンが色々売られている。
で、それぞれには付録がついていたりするが、小学館の学習月刊誌についてたような「紙製の組み立て付録」が毎号付くワンテーママガジンなんてのもあっていいんじゃないか?とも思ったりしている。
案外、喜ぶ人は多いのではないだろうか。



あの学習月刊誌が大学以後もあったら、どんな名前の本が出るんだろうね。
それぞれの立場の人に、それぞれの学習月刊誌ってことになると、
例えば・・

「浪1コース(浪人用)」「大1時代(大学1年)」
「フリ1コース(フリーター)」「新人時代」「社2コース(社会人2年目」
「募集時代(恋人がいない人むけ)」「恋人コース」
「チョンガー時代(独身の友)」「年貢のおさめ時コース(別名「婚約コース)」
「アツアツ(新婚)時代」「倦怠コース」「不倫時代(←買う奴いるのか?)」「別居コース」「離婚時代」
「やさぐれコース」「逃亡時代」「牢1コース(初めての入牢)」「復帰時代(シャバに復帰)」
「通院コース」「たそがれ時代」
「中年の友」「老1コース」


・・・え? 
こんなの、ありそうにない?     ・・ゴモットモ・・・・。

だいたい「老1コース」なんて本を買うご老人がいるとも思えないやね。
そういう本があったとしたら、長寿のこの時代にあっては「老40コース」だの「老50時代」なんて本が・・・???
めざせ「老100時代」←いつまで生きるつもりだ?


するってぇと、自分に今一番ピッタリなのは、なんという学習月刊誌だろう。
「中年時代」「中年コース」??だとしたら、何回生だろう(爆)。
ちなみに「中年1年時代」だと、略すと「中一時代」になってしまい「中学一年時代」と見分けがつかなくなる・・ってことに


・・って、おいら、一体、何を考えてるんだか 
はて&さて。


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