![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ac/adb10724ac732f691705cc8f96e0a1c1.jpg)
カツアゲといえば、他人から金を強請ってまきあげる行為のこと。
いわゆる不良用語のひとつみたいなイメージもあるが、カツアゲを実際にやってた人は不良学生だけではなかったかもしれない。
不良行為としてのカツアゲを知らない人がカツアゲという言葉を聴くと、食べ物を連想してしまう人もいるかもしれない。
「カツ」と「揚げ」を連想して。
だが、カツアゲという行為は、その名称に、ちゃんと由来はあるようだ。
調べてみたところ、「カツアゲ」の「カツ」とは「恐喝」のカツで、「アゲ」とは「金をまきあげる」の「あげ」から来てるようだ。
ゆすり…である。
つまり、「恐喝して金を他人からまきあげる」行為を言葉として縮めた呼び方が「カツアゲ」ということになる。
そう考えると、カツアゲという行為と合致しているし、わかりやすい。
行為としては当然善行であるはずはなく、犯罪行為であり、悪行。
そもそもカツアゲという行為が、特に不良学生がやるようになったきっかけは何なのだろう。
まあ、金欲しさが動機だったのだろうけどね。
やり方としては、自分より弱そうに見える人から、安直に小遣いを奪う手段で、脅す快感と、金稼ぎの実益を兼ねた行為ではあったのだろう。
だが、やられる人としては、たまったもんじゃないだろう。プライドを傷つけられるだけでなく、金銭的な被害をこうむるわけだから。
私はカツアゲされた経験もなけれは、したこともない。
不良学生がカツアゲをする場合、相手はだいたい真面目そうな学生だっただろうと思うが、不良学生が不良学生相手にカツアゲをするなんてことは、あったのだろうか。
その場合、カツアゲをされた側の不良学生の心境は、真面目そうな学生がカツアゲされるよりプライドは傷つけられたのかもしれない…なんて思ったりもする。
もちろん、カツアゲされて腹がたつのは、真面目そうな学生だって一緒だろうけど。
それとも、不良学生同士がカツアゲしたりされたりした場合は、しっかり喧嘩になったのだろうか。
高校生時代の私は、不良族ではなかったけれど、かといって決してマジメ族でもなく、長髪族だった。
高校生時代は、生徒の属性(?)は、不良族とマジメ族、もしくは野球部は、見た目…というか、髪型で見分けやすかった。
マジメ族は校則を守った髪型、不良族はリーゼント。野球部は坊主刈り。
その中で私は、上記のどれにも属さない長髪族で、校則を守ってなかったので、先生からは目をつけられていた。
長髪族はクラスに2〜3人いて、わたしはその少数派の1人だった。私の憧れのミュージシャンは長髪が多く、私はミュージシャンに憧れてたから、長髪にしていたのだった。
とはいえ、長髪とは言っても、決して極端な長髪ではなかったつもりだ。
ロックミュージシャンの中には胸のあたりまで伸ばした長髪の人が多かったが、私はさすがにそこまでは伸ばしてなかった。
さすがにそこまで伸ばしたら、校則のある学校にはいられなかったろうし。
私の通った高校の校則では、男子の後ろ髪は襟にかからない程度、横の髪は耳にかからない程度とされていたが、私の髪は後ろ髪は襟にかかっていたし、横の髪は耳をほぼ隠す長さだった。ほんとはもっと伸ばしたかったくらい。
横の毛は、そのままにしてたら耳をほぼ隠してしまう長さだったので、伸びた横髪を耳の後にかけて、耳は出すようにしていた。
なんにせよ、校則には違反していたのは確かだった。
そんなこともあったからなのかどうかわからないが、マジメ族とも不良族とも対等に付き合っていた。
逆にいうと、どっちつかずのタイプだったことになるかもしれない。
でもだからこそ、両属とも対等に付き合えていたのかもしれない。
なんにせよマジメ族でもなかったが不良族そのものではなかったから、不良同士のカツアゲのことは、よくわからない。
不良族には不良族の用語があり、カツアゲの他にもタイマン張るとか、メンチ切る、フカシを入れる…などの言葉があった。もちろん他にも不良用語は多数あった。
彼等がそれらの用語の由来を知ったうえで使っていたのかどうかは、わからない。
不良族だった方で、私のこのブログを読んでくださってる方がいらっしゃるなら、当時の不良用語の由来を知って使ってましたか?と聞いてみたい気はする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます