時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

オンライン授業とテレビ授業

2020年05月12日 | 日々の、あれこれ

オンライン授業とテレビ授業

 

コロナの影響で様々な分野で休業・中断・休止の状況が続いている2020年春。

その中には学校もある。

学校再開ができず、生徒たちの学業の遅れなどが問題になっている。

授業再開のめどたたないだけでなく、教科書すら配られていないケースもある。

特に子供が受験生だったりすると、その親の心配たるや、いかばかりであろう。

 

巷では、多くの他国のように9月から新学年を開始するという提案があったり、あるいはオンラインでの授業を推奨する声もある。

多くの諸外国のように9月に新学年がスタートするという案は、検討する事案のひとつではあると思うが、いきなり性急に決められる問題ではないだろう。

なにしろクリアしなきゃいけない問題が多すぎるから。

 

一方オンライン授業について。

オンラインの授業が受けられる環境にある生徒や家庭はいいけど、今の日本でどれぐらいそういう環境が整っているだろう。

仮に政府からの支援があったとしても、もしも本気でそれを広めるなら、まったなしだ。

でも中々進まないのが現状。

 

オンラインが中々進まないなら、いっそテレビで授業したらどうなんだろう・・・なんて、ふと考えてみた。

オンラインの環境と違ってテレビならすでに大半の家庭にあるはず。

テレビで、朝9時から午後3時くらいまで、一週間の時間割を決めて、優秀な先生が授業をして、それを在宅の生徒たちが見る・・・そんな形。

これなら、少なくてもオンラインをこれから全国に普及されるよりは、早いのではないか。

 

・・・などということを一瞬頭をよぎったが、すぐに問題も浮かんできた。

 

義務教育が小学校6年、中学校3年だとする。

となると、義務教育だけでも都合9学年あることになる。

学校では、9学年の授業が同時進行で行われていることになるが、仮にテレビで授業をするとなると、9学年分の放送局が必要ということになる。

ということは、毎日9局が必要に??

仮にBSや地上波など様々な局を総動員で9学年分の授業が同時進行でできたとしても、今度は偏差値の問題もある。

授業は平均値的なレベルの授業が行われるとすると、偏差値が高い学校の生徒にとっては授業は物足りないだろうし、偏差値が低い生徒にとっては授業についていけるか・・という問題もある。

 

こうなると、全国区のテレビでの「テレビ授業」は無理があるか・・。

となると、ラジオの地方FM局みたいな感じで、地方ローカルのテレビを使うしかないが、その場合その限られたエリアでたくさんの局を用意できるだろうかという問題もある。

 

また、リアル学校ではそれぞれの学校に「教育方針」というものがあるが、それはさすがにテレビ授業では無理。

でも、優秀な先生に、地域の生徒が等しく授業を受けられることにはなる。

 

また、リアルで生徒同士が接するわけではないから、いじめの問題はクリアできてしまうことになる。

テレビ授業を各自が自宅で受けるなら、リアル学校での教室内でのような「いじめ」は起きようがない。体罰も起きようがない。

 

もしこれが普通になると、リアルでの人間関係の構築はないわけだから、人間関係構築が苦手な子供になってしまうリスクはある。

生徒同士の触れ合いがないので、友達づくりや恋愛は難しい。

 

 

そのへん、メリットもデメリットもあるね。

 

これが当たり前になってしまうと、それこそ学校というものの存在そのものの意義がとわれることにはなるのだろう。

へたしたら学校というものの存在すら、必要あるのか?なんてことになってしまったら困るであろう。

もちろん、そうなるとそれぞれの学校に勤める教師の生活も破壊されかねない。

だいいち、リアル学校がないと、クラブ活動などもできないしね。

 

なので、あくまでこれは暫定的な措置で、コロナが収束したり、コロナ用の薬やワクチンができるまでの臨時体制・救済体制ということで・・。

 

とりあえず、学校の9月再開問題やオンライン授業の問題が、提案はされても、中々現状進んでいないことを考えて、あくまでも一時的なテレビ授業みたいな妄想を考えてみた。

 

ここには書いてないけど、学校で本来やるべき授業を、一時的にテレビ授業で代用するということは簡単な問題ではないし、この日記で書いた課題以外にも多数の課題はある。

でも、現実問題として、どの提案を進めるにも問題があるなら、選択肢をあれこれ考えてみるのはさほど悪いことではないだろうと思った。

 

なぜこんな妄想を考えたかというと、小学校時代に道徳の時間にテレビ観賞というプログラムがあったことを思いだしたからだ。

 

 

ところで・・GWに入る直前あたりからGWの最中までは街の中はかなり外出自粛が守られていたが、GWが明けてから、明らかに人の外出が増えているように見える。

まあ、GW明けで仕事再開になり、通勤者が増えたのは想定内にしても、仕事以外での外出をする人はGW前より増えているように見える。

ということは・・GWが終わってから2週間後くらいにはまた感染者がドンと跳ね上がるのだろうか。

そうなると、あの悪夢の「3月の3連休」の2週間後の「二の舞」になってしまうのだろうか・・。

あの悪夢の3連休で、人は懲りたのではなかったのだろうか・・。

学習したのではなかっただろうか、、、。

 

息抜きが必要というのもよくわかるが、その息抜きと引き換えに2週間後に感染者がドーンと跳ね上がるのだとしたら、私は2週間後の感染者を抑えるほうを優先したい。。

あの3月の悪夢の3連休の2週間後あたりから、毎日感染者が200人に迫る勢いで増え続け、しまいには1日の感染者が200人を超えるようになったのを覚えてる人は多いはず。

あの暗い気分をまた味わうことになるのだろうか。その辺、不安。

息抜きを優先する人は、あの暗い体験を忘れてしまったのだろうか。不安じゃないのだろうか、、、。

 

どうか私の心配が、外れますように。

 

 

 

 


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