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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

スーパーバス  by 室井萌(moecotic)

2024年11月06日 | 音楽活動
室井萌さん。旧名義はmoecotic。

私が初めて萌ちゃんを見たのは、いつだったろう。
確か、秋葉原で行われた音楽イベントだったと思う。今では結構前のことだ。

初めて見た時、オシャレなロック少女で、どこかミステリアスで、ポップセンスがあり、独特のボーカルスタイルを持ち、何より主に1960年代の洋楽ロックをこよなく愛す音楽センスが私のツボだった。
スペンサーディヴィスグループ、ビートルズ、、モンキーズ、トッド・ラングレンなどの名前が自然に出てくると、つい私の顔はほころんでしまったし、活動を続けてやがては音楽性の幅を広げて後年には70年代の洋楽ロックのデレク&ドミノスなとの曲も手がけるようになってることを知ると、嬉しくなった。

実際、彼女は後年60年代の洋楽ロックのカバーアルバムを作ったこともあったくらい、その趣味は本物。(ここだけの話だが、個人的にはドノヴァンの「サンシャインスーパーマン」あたりもカバーしてほしかったかも(笑)。選曲の候補にはあったのかもしれないけど)
また、出てきた当時の彼女のルックスやファッションの方も、60年代のブリティッシュロック界隈に出てきそうな女性・・・例えばマリアンヌ・フェイスフルとかパティ・ボイドなどに通じるようなオーラを個人的に感じて、魅力的だった。セルフプロヂュース?

そんな彼女とは、やがて私は古い音楽仲間を通じて音楽的に知り合うことになった。
そしてやがては、私は彼女に曲を提供することになった。
で、託したのが、今回取り上げる「スーパーバス」という曲。

メロディを渡し、歌詞のアバウトなイメージも伝え、あとは彼女の音楽センスに任せ、歌詞を彼女に託し、出来上がった曲がこの曲だ。
なので作詞は室井萌、作曲は私ということになるのかな。

このスーパーバスは、東日本大震災の時に東北が深刻な被害をこうむり、地震や津波などの影響で電車か使えなくなった時に、地元の人達のアクセス手段としてテレビの報道で伝えられたのが、車道と線路をどちらも走れるバスだった。
そこから着想を得て、未来のバスと、未来から来た女の子・・そんなイメージでメロディが浮かんだ。

この曲での萌ちゃんの歌詞で、特に私が好きなのは、終盤に出てくる「きっとまた会えるわ」という歌詞。
そこに希望が込められてる気がして、大好きな締めくくりだ。


この「スーパーバス」という曲は、私の自主製作アルバムに収録されてた曲類とは、作る曲の曲調がちょっと違うかもしれない。
だが私は20代の頃に組んでたバンドでは、明るく覚えやすく親しみやすいポップな曲作りをするように心がけていた。
その後30代の頃に組んでたバンドでは、ロック色の強い曲を作るようにしていた。
それが当時の私の曲作りの基本路線だったように思う。
自分としては、今回取り上げる「スーパーバス」は、20代の頃の私のバンド時代に作っていた曲調と、30代の頃のバンド時代に作っていた曲調を混ぜ合わせた感じの曲になってるような気がしている。

まあ、アコギユニットをやるようになってからは、自主製作アルバムに収録した傾向の曲調がメインになってるかもしれないけれど。


萌ちゃんはアーティスト活動を積み重ね、今では幅広い音楽性を持ったアーティストになっているようだ。
でも根底には、やはり60年代の洋楽ロックがあるんじゃないかなあと私は勝手に思っていたりする。
個人的に、室井萌さんというアーティストのイメージとしては、オシャレでキュートで、どこかミステリアスなロックガール、そんな印象が今も私の中にある。
今では幅広い活動をする、ロックママという感じかもね。


この「スーパーバス」を、すごく素敵に歌ってくれている室井萌さん。
ぜひ応援してあげてほしい。



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