時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

モーツァルトたちの野望

2009年05月12日 | 音楽全般
あまりクラシック音楽には詳しくないんだけど、そんな私でもたまに、クラシック音楽を聴きたくなることがある。

で、クラシック音楽を聴いてると、時々、ふと思うことがある。

それは・・クラシック音楽の大作曲家たちが、もしも今を生きてたら、どんな音楽を作るかな・・ということ。

この場合、クラシック音楽の大作曲家とはモーツァルトとかベートーベンとか、バッハとか、そういう何百年も前の作曲家たちのことを指す。

ヨーロッパの音楽シーンなどでは、ポップスやロックなどにクラシック音楽の要素を取り入れた音楽は、これまでにけっこう現れてきている。
例えば、エマーソン・レイク&パーマー、初期のディープ・パープルなど。
「サテンの夜」というアルバムでのムーディ・ブルースにもクラシカルなものを感じたっけ。

まあ、そういうバンドのミュージシャンたちは、子供の頃からクラシック音楽に親しんで(学んで)来てるから、ロックとクラシックの融合は、自然なものだったのかもしれない。

特にキーボード奏者ね。

そういうロックミュージシャンは、クラシック音楽を学びつつも、世の中にはポップスやロックもあった。クラシックも聴けば、ロックやポップス、その他の音楽も聴いたはず。

だが、モーツァルトやベートーベンが生きた時代には、当然ロックもなければブルースもなかった。
エレキギターもなければシンセサイザーもないし、エレピもない。
また、遠方の国の民族楽器などを知る機会もなかったろう。
日本の琴、中国の二胡、インドのシタール、その他。

現代は、クラシック音楽が伝承されてるだけでなく、ポップス、ロック、ブルース、ワールドミュージック、フォーク、ジャズ、ボザノバなど、実に多様な音楽があり、しかもそれらの音楽情報や音楽そのものを入手しやすい環境にある。
世界の色んな楽器にもそれは言える。
PCなどの普及もあって。


もしも、モーツァルト、ベートーベンなどの作曲家が、現代を生きてたら、どんな音楽を・・曲を作るだろう。
ロックにクラシックの要素を取り入れたミュージシャンは、「ベートーベンやモーツァルトが今生きてたら、エレキギターは絶対に導入したはずだ」と主張する人がいる。
そうなると、シンセサイザーなども導入すると思う。
シンセでは、サウンドエフェクトなども入れられるからね。
例えば自然音、小鳥などのさえずり、など。

そうなると、プログレ交響曲・・そんな感じになっただろうか(笑)。


クラシック音楽には、シングルカットできそうなくらいポップでキャッチーなメロディ部分もあるし、リフみたいなものもある(まあ、この場合「リフ」としての捉え方には、いろいろあるだろうけど)から、それを強調した曲作りをして、ロックやポップスを作ってもおかしくない。


でもそうなると、彼らの作る音楽ジャンルは、ロックやポップスになってしまうね(笑)。
そうなると、それに異論を唱える人は多いだろう。そんなことをするはずがない!と主張する人もいるかもしれない。

ただ、これは私の勘違いもあるかもしれないが、彼らが生きてた時代においては、彼らの作った音楽は、「当時のポップス」だったような気もしている。当時はそれは「クラシック」ではなく「当時の現代音楽」だったはず。
当時なりの「流行音楽」もあったはず。
当時は「ヒットチャート」もなく、レコードもなかったので、「今のポップス」とは性格は違うかもしれないが、あれらは「当時のポップス」だったような気はする。
ポップスの意味合いはともかく。


まあ、彼らが現在を生きてたら・・というイフでは、彼らがロックやポップスをやるかどうかはともかく、映画音楽などの依頼は受けるような気がする。
ドラマや舞台音楽なども引き受けるかもしれない。

その場合・・・やはり、ロックやポップスで使われる楽器なども「楽器」として音楽に組み込むような気はする。


モーツァルト、ベートーベンなどがシンセサイザー音楽を作ったら、どんな曲になるか、エレキやアコギを想定した曲作りをしたらどうなるか・・・想像すると、けっこう楽しい。


いっそ、何百年も前の大作曲家たちを、タイムマシンで現代に連れてきてみたい。
で、現代の音楽環境の中で、作曲などをしてみてもらいたい気がする。
また、今の音楽をどう思うか聞いてみたい気もする。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« GWが終わって | トップ | 自転車のそんな運転、やめてくれ »
最新の画像もっと見る

音楽全般」カテゴリの最新記事